そして
「え?」
今度は香織さんが固まりました。
「別れたんじゃないんですか?」
部屋の空気が変わります。
裕太が勢いよく顔を上げました。
「香織!」
初めて大きな声を出しました。
でも
もう遅かったんです。
香織さんは完全に混乱していました。
「え?だって先月……」
そして
わたし達を見ながら言ったんです。
「結婚の話は無かったことにしてほしいって言われましたよね?」
誰も息をしていませんでした。
結婚。
今。
結婚って言った?
母親の顔色が変わります。
真由さんが固まります。
美咲さんも言葉を失っていました。
わたしだけじゃありません。
裕太の母親ですら知らなかったみたいでした。
母親がゆっくり息子を見ます。
「裕太」
今までで一番低い声でした。
「結婚の話?」
裕太は真っ青でした。
そして。
香織さんがさらに追い打ちをかけます。
「お母さんにはもう話してあるって言ってましたよね?」
その瞬間。
母親が立ち上がりました。
次回へ続きます。
ストレス溜まると新しい服欲しくなります!