裕太のLINEをブロックして4日目。


このまま裕太の存在が心の中から消えればいいなと思うこともあるけど、やっぱりマッチングアプリで知り合った佐藤さんが居てもまだ裕太の存在は消えそうにない。

裕太と佐藤さんじゃ一緒に過ごした月日が違うから当たり前かもしれないけど。


仕事中にふと思い立った。

よし今日の仕事終わり裕太に会いに行こう。


仕事終わってから会いに行って、その時間ならきっと裕太は部屋に居る。

会って10分くらいで帰ればバスの最終時間にも間に合う。

行くしかない。


仕事終わりわたしは裕太の家に向かった。

バスを降りて裕太の家までは徒歩で10分くらい。

お店も人通りも少ない。

暗い夜道を小走りで向かっていると、裕太と一緒に暮らしていた時期のことを思い出す。

仕事帰りの夜道、この辺りを自転車で走っていると、自分はどこに向かっているんだろうという気分になっていた。

暗闇の中をずっと走り続けるような感覚になっていた。


裕太の部屋が見えてきた。

明かりは付いている。

わたしは息を整えることもせずインターホンを押した。

部屋の中からこちらに向かって歩いてくる足音が聞こえた。

ドアがガチャっと開いた。


次回へ続く。




\⚠️危ない⚠️夜道対策🌃/