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前回の約束通り
佐藤さんと2度目は謎解きに行きました。
1回目に会ってから2回目まで毎日LINEでやり取りして会うのがとても待ち遠しかったです。
2回目で告白されたら絶対付き合うし、佐藤さんがなかなか告白してこなかったらわたしから告白しようと息をまくくらい佐藤さんに夢中になっている自分がいました。
なのに
こんなところにこんな落とし穴があったなんて⋯という出来事が、謎解きに行き、受付をしている時に起こりました。
謎解きのお店の中は薄暗く、これからどんな世界が待っているのだろうとワクワクさせてくれる作りでした。
「いらっしゃいませー
ご予約はされてますか?」
スタッフにそう聞かれたあと、それは起こりました。
「はい!〇時に予約した佐藤です」
え⋯
文字だと全く伝わらないのが残念ですが⋯、これ答えた時の佐藤さんの声がめちゃくちゃ甲高いのです。
例えるなら、お母さんのよそ行きの時の声みたいな、変に作った高い声。
この前一緒に過ごした時は全く気づかなかった⋯。
わざと笑わせようとしてるのかな⋯と思うような高い声なんです。
お店のスタッフも見せないようにはしてるけど、少し困った顔に見えます。
緊張してるのかなんなのか⋯。
わたしと話す時は普通の声なのに。
その後もスタッフの説明を聞く時の相槌の「はい」が全部高いんです。
もう恥ずかしいし、こんな人初めて!
素人童貞以外にもこんなレアな部分があったなんて⋯。
これはいらないレアさだったな。
「料金は前払い制で○○円です」
一通り説明を聞いた後お店のスタッフに言われたので、わたしもお財布を出そうとすると、いいよいいよと佐藤さんが当たり前のように払ってくれました。
そういうところはすごくいいのにー!
謎解きのお部屋に移動してふたりきりになってわたしは佐藤さんに何気なく聞いてみました。
「佐藤さんってお店の人と話すのとか緊張する人??」
「緊張するっちゃするけど、昔ほどじゃないかなぁ」
もういつもの佐藤さんの声に戻っています。
なんなんだろう。
世の電話に出る時のお母さんと同じで、よそ行きの声を作らなきゃと思った結果があの声なのかなぁ。
答えは出ませんが、少し引いたのは事実ですが、それで佐藤さんへの想いが消えるということはありませんでした。
わたしはやっぱり佐藤さんが好き。
佐藤さんと付き合いたいです。
\お家で謎解き二人でデートも楽しそう🎶/
