「家まで送らないのも、交通費出さないのも言わなかったけど、遅い時間なのに無事に帰り着いたか確認せずに先に寝られて、遅く帰る選択をしたのはななだよ?って帰宅に関して男性からこんな酷い扱い、恥ずかしくて人には言えません」
「なんでこんな酷い扱いされてるの」
「なんてこと」
「ひどいよ」
怒りと悲しさとで途切れ途切れの言葉しか出なかった。
「ごめんね」
彼はまた謝った。
彼はさっきも謝ってくれたんだからこの時に許せば良かった。
だけどわたしはさっきの彼の「夜中に帰る選択をしたのはななだよ?」という文字を見た時の気持ちを突き放された感覚がまだ忘れられなくて彼を許せなかった。
わたしは途切れ途切れで、彼に酷い罵倒する言葉を送り続けた。
彼はわたしが送ったLINEの数通に一度
「はい」
「うん」
「ごめんね」
などと返して来ていた。
わたし「明日早いのでとりあえずお風呂に入ってきます」
彼「はい」
これでこの日のLINEは終わった。
まだわたしのモヤモヤやら怒り情けなさは収まらなかったけれど、グッと堪えた。
多分彼はもっとグッと堪えていてくれたのかもしれない。
時刻はもう深夜一時になろうとしていた。
明日も朝から仕事だ。
ササッとシャワーしてホットアイマスクして熟睡したい。
疲れた。