⬇️こんな傘なら雨の日も楽しくなりそう☔

 

荷物を詰め終えるとわたしはFさんに「じゃあね」とだけ言って 彼の方は見ずに玄関に向かって歩き出した。


心の隅で止めて欲しい気持ちが強くあったのを覚えてる。


「車で送って行くよ」

Fさんはわたしが帰るのを止めなかった。


「いや電車で帰る」

「わかった気をつけてね、家に着いたらLINEちょうだい」

Fさんのその言葉にムッとした。

電車で帰るって言ってるの駅まで送っていかないんだ。

荷物だって重いのに。


Fさんを見ずに「LINEするかどうか分からない」と言ってわたしは玄関のドアに手をかけた。


「⋯わかった、気をつけて」

そう言われてわたしは後ろを振り返り思いっきりFさんを睨みつけてから、フンッと言うふうに前に振り返り彼の部屋を出たと思う。


とにかくFさんの言葉にカッと来た。

Fさんは悪気がある言い方ではなく無神経なんだろうきっと。


追っても来なかったし、向こうからLINEが来るわけでもない。

重い荷物を下げて駅まで歩く。

泣きそうだった。

すごくみじめだった。