「いや、一人だと辛いので明日会えるなら会いたいです」
わたしがそう言うと少しだけ電話越しの二人の間の空気感が止まった感じがした。
そういう事でわたしとFさんは初めて職場の外で二人だけで会う事になった。
Fさんが予定があるとのことで15時から会って、お茶してご飯して過ごそうかということになった。
Fさんの存在は本当にありがたい。
まさかプライベートのことを少し話すだけだった職場の先輩がこんな時にこんなにも助けになってくれるなんて思いもぜず、人との関わりというのはわたしと彼のように傷つけ合ってしまうこともあるけれど、それでも良いものだなぁと感じた。
おかげでさっきまで泣き叫んでいたのに、いや、たくさん泣いたおかげもあってかぐっすり眠りにつけた。
わたしはわたしで彼との関係に疲れていたので、彼と離れる期間が強制的にでも出来たことで多少安心した部分はあるのかもしれない。
次の日Fさんとの約束前、特に心が踊りはしなかったし、服装も髪型、化粧もいつも通り、下着も。
こういう少し心が落ちている時に密になった人には恋心を抱きやすいみたいだけどわたしの場合は、Fさんに対してはそれはないみたいだ。
単純に心の恩人。