彼と二人バス停まで歩いて行くけどわたしの足取りは重いです。


一緒に暮らし始めた時はこんな日が来るなんて思わなかった。

二人で歩き初めてすぐにわたしが仕事中にダンボールで切った傷から血が滲んできた。

くっついたかなと思ったらまた開いてなかなか治ってくれない傷。


「痛い⋯」


わたしは大人なのにこんなことで道端で涙が出てしまった。


「あー…また開いちゃったね⋯」


彼がわたしがポーチから取り出した絆創膏を巻いてくれた。


わたしは歩きながら泣いた。


「嘘みたい⋯今こうやって自分の家に帰ってるの嘘みたい」


「うん⋯絶対ななのところに会いに行くから」


そう、もう一緒に暮らさなくなるとはいえ永遠に一緒に暮らさないわけじゃないし、まして別れるわけでもない。


昼休みの時間まだあるからバス停までわたしを送ってバスが来るの一緒に待っていると彼は言ってくれたけどそれはわたしが断った。


一人でバスを待っているよりも二人の方が切ないと思ったから。


泣きながら彼から荷物を受け取ってわたしはここからは一人でバス停まで歩き出した。


「バスに乗ったらLINEちょうだいね」

彼はわたしの涙を手で拭ってくれた。


「うんお仕事頑張ってね」


彼が仕事の休憩中に送ってもらって本当に良かった。

おかげでしんみりし過ぎなかった。