何事もないことは

つまらないことだ  と 思っていた時もあった。


けれどそれは

安定して落ち着いていて穏やかだ ということで。

凪のようで

とても幸せな事だ。




・一日中 読みたい漫画を読み続けることができた


・作ったご飯が美味しかった


・穏やかな1日だった




もしもサーフボードに跨っている間

ずっと波が凪いでいたのなら



大きな波に乗りたい人には

とても退屈な時間なのだろう



期待して期待して 波を見つめて

それでも全然波は立たなくて



苛立ち、ああなんて今日は無駄な時間を過ごしたのだろうか と。





昔、同じようなことがあった。



待てども乗れそうな波がやってこない。

凪の日



せっかく来たのだから  と


波を待つボードの上でしていたことは

日向ぼっこ



うつ伏せで

ゆらゆら と…



心地良いゆらぎを 全身で感じながら

母の胎内にいたころは こんな感じだったのかな

海は生命の源って言うもんなぁ…



なんて思っていた



それでも波は立たなくて

波待ちしながら モノマネ大会してみたり



ゲラゲラ笑っている間に

乗れそうだったはずの波を見過ごしてしまっていたりして


何してんのー!って またゲラゲラ笑う



結局 一本も波には乗れず

サーフィンらしいことは 何一つ出来なかった日だったけれど



とにかく楽しくて穏やかで平和な1日で

 30年経った今でもいい思い出になっている。




いい波に乗れても

乗れなかったとしても

その日を目いっぱい楽しみたい


凪の日には 凪の日の楽しみ方で。




改めて思い出させてもらえた今日の1日に

 ありがとう