先日用事があって,北日本からはるばる西日本を訪問した.

丁度,阪急阪神ホールディングスの株主総会があった日に電車で大阪市を通過し京都へ向かった.道中は(今頃,目と鼻の先では,「宝塚歌劇団宙組問題」で会長らが糾弾されているのだろうなー)などと思っていたが,案の定,今年の株主総会での質問は「宝塚歌劇団宙組問題」が多数を占めたらしい.

 尚,筆者は阪急阪神ホールディングス株主ではないため,総会に関する情報源は主にネットニュースと参加者によるレポートである.


 筆者は株主総会が「宝塚歌劇団宙組問題」の最後の砦と期待していた.その期待通り,株主らの質問や意見は概ね世論や世間の常識・ハラスメントへの認識を反映したものだったと思う(「ハラスメント行為者の名を出すな云々」のお一方を除き).

 しかし,株主からの質問・意見へのホールディングス側の返答は合意締結後の記者会見から相変わらず.合意から3ヶ月が経とうとする今に至っても,上層部のハラスメントへの認識は変わっていないことを示してる.


 上層部がこの認識であれば,彼らの下の劇団やハラスメント行為者らの認識も推して知るべし.宝塚歌劇団ホームページには「宝塚歌劇団の改革に向けた取組の進捗状況について」が掲載されているが,要は「改革の途上であり達成されていない状態で,早速今週から宙組公演を再開する」のだ.

 劇団内のハラスメントで死者を出した組が再出発する時は,宝塚歌劇団及び宙組が真に改革してからでなければ,安全に公演ができる状態とは言えないだろう.ましてや,ハラスメント行為者が劇団に在籍し続けている状況下では.


 会社に出資している株主らの疑念や意見も跳ね除け,このまま宙組公演を強行するならば,この組織や劇団に明るい未来はないだろうと予想する.


 そして,2月末以来,拙文ながら「宝塚歌劇団宙組問題」の記録と感想を記してきた当ブログもそろそろブログの方針を改める時期かもしれない.

一元ファンが宝塚歌劇団とパワハラ行為者らへの意見を綴ったところで暖簾に腕押し.それどころか相手は誰に何を直々に言われようが変る気がないのである.無意味なことに筆者の人生を割けない.ただし,宙組で起こった事件は宝塚歌劇団の元ファンとして生涯忘れたくないと思う.




 用事の合間に,京都市内のある漬物屋でお漬物(おつけもん)を買った.(店名は記さないが,宝塚歌劇ファンが想像している京都のお漬物屋さんで間違いないと思う)

 店内には冷蔵用の漬物から常温で日持ちするものまであり,使用している野菜の種類も豊富だった.多様な漬物の中から,ナスのしば漬けなど3種類を購入した.写真はナスのしば漬けである.

 しば漬けはホテルの客室でコンビニの唐揚げ弁当とともにいただいた.漬物は揚げ物と食べると口内がさっぱりして良い.しば漬けのナスは細かいから白ごはんに混ぜておにぎりにしても美味しいだろうと思った.