ここで、仏壇、仏具、本尊、本位牌の

購入について苦労したことを書いていこうと

思います。



父は先のことを考え、

既にお墓を用意しており、

その霊園の管理者は葬儀屋でもあり、

そこに頼めば葬儀以降の手続きが

全て行えるように考えてくれていました。


ただ、誤算があり、

書き残した上で、言い残していたはずなのに、

「そんなこと言うな、頑張ってほしい」と、

私たち家族がまともに取り合って

あげなかったことと、

病院で亡くなったため、

直ちに葬儀屋を決めろと急かされ、

帰宅して父の手記(意向)を確認できなかった。


そのため、

意向とは別の葬儀屋を手配してしまった

ことにより家族は心を痛めていました。



検索すれば似たようなことを書いている方も

いますし、

どうしようもなかったことではあるのですが、

誰も責めないけど、

自責の念に駆られてしまったんですね。


なので、

せめて仏壇は意向のところで購入、

という気持ちが人一倍強かったです。


一方で、

父の意向の葬儀屋で

仏壇見学に行ったものの、

これといった

ひらめきを感じるものに出会えず。


後日、訪れた仏壇の製造直販店で、

扱う木材の良さ、そのわりにお値段が

そこまで高くないことにびっくり。


結局その場で当たりをつけて、

翌日仮押さえ、やはりそれがいいとなり、

本日本契約となりました。


これにより

またまた、父の意向から外れました。

(正確に言うと仏壇の指示は無かったのですが)

なので、

ご本尊は、仏具は、位牌はせめて…と

食い下がられました。


今後も末長くお世話になっていく

霊園込みの葬儀屋なので

義理を通したいという、

気持ちはわからなくないのですが、

「仏壇と購入場所がちがうと、

高さとか幅とか色とか、あわせるのが

大変になる」と、説明しても頑として譲らず。


「そんなの測ってまた行けばいい」と。

何往復する気なんだか…

時間も残されてないし、

手続きはそれだけじゃないんだと、

車中口喧嘩勃発。




結局、仏壇と同じところで、

仏具とご本尊も購入することに

なったんですがね。

やっぱり仏壇に置いてみないと

イメージが湧かない。

イメージ出来て、

家族もやっと納得してくれました。


なので、本位牌だけ、

父の意向の葬儀屋で購入ということに

なりました。



結果として、

父の意向の葬儀屋のものより、

質の良いもので揃えられたので、

良かったと思っています。



高い買い物なので、

比較して購入は当たり前で、

いちいち義理立てする必要も無いと

私は思っています。


でも、「出来なかったからせめて…」という

気持ちも理解できます。

自分も別のことで

同じことを考えているのでしょう。

「そこまでする必要ないよ」と、

家族に良く言われています。



どこまで行っても、いつになっても、

自責の念というのは

消えることがないんでしょう。


だから、

「思い詰めなくていいよ」と、

声をかけていきたいと思います。