双子の母親の
お話です


小さい頃に1人は養子に出し
1人は手元に置いて
総勢5人の母親


年月が流れ
双子の1人が
変わった病気に罹患され
長い年月
闘病されていました。


もちろん
私も、何回かお見舞いに
伺いました。


会うたび会うたび
顔つきが変わり
体が硬直して行き



最後は
全く別人となってしまいました。




死去されたと連絡が入り
急いで駆け付けた記憶が
あります。


当時、母親は
高齢で100歳越え



介護施設に入居していた為
高齢と言う事も含め
親族間で
伝える事はしませんでした。


告別式の朝
近くに住む娘が
いつも通り
洗濯物を置きに施設に行ったら



母親が
◯◯死んだのか?
と聞いて来たそうです。



嘘は言え無い為
今日告別式だから…と



母親は
何も言わなかったそうです。


告別式の時間が近づく頃
もう1人の双子の方が
お見えになりました。



正直愕然…としてしまい…



この方も
同じ病気を患っていました。



誰も知らなかったからです。


双子だからなのか?


偶然では
筋が通る話では無く…。


相手側にも
病気の事は伏せていたそうです。






ただ
亡くなられたご家族は
皆さん
安堵された表情が印象的で
悲しみの中に
介護からの解放の方が
強い感じでした。



残念ながら
もう1人の双子の方も



暫くの間、闘病され
亡くなられました。



最後まで
同じ進行症状だったそうです。