Good Morning New Life 2024.6.24【全ては神様の栄光のために】 


 『信じた人々の群れは心も思いも一つにし、一人として持ち物を自分のものだと言う者はなく、すべてを共有していた。使徒たちは、大いなる力をもって主イエスの復活を証しし、皆、人々から非常に好意を持たれていた。信者の中には、一人も貧しい人がいなかった。土地や家を持っている人が皆、それを売っては代金を持ち寄り、使徒たちの足もとに置き、その金は必要に応じて、おのおのに分配されたからである。たとえば、レビ族の人で、使徒たちからバルナバ――「慰めの子」という意味――と呼ばれていた、キプロス島生まれのヨセフも、持っていた畑を売り、その代金を持って来て使徒たちの足もとに置いた。』
(使徒言行録 4:32-37 )
 
 


 このテキストは、決して献金の強要や宗教的な拘束に繋がるものではありません。当時のユダヤの超格差社会の中にあっても、『信者の中には、一人も貧しい人がいなかった』のです。それは、神の民として経済的にも精神的にも霊的にも満ち足りていたということです。社会的な立場や境遇を越えて助け合いそれを取りまとめる使徒達がいたのです。バルナバは、サンヒドリンというグループに属し当時のユダヤ社会の中では、格差社会の最高峰にいるような立場の人でした。そんな彼が現実に疑問を感じイエス様を訪ねやがてクリスチャンとなります。風当りは強かったと思いますが、イエス様の埋葬を手伝ったり、使徒と共に伝道にも出かけ、教会では多くの信者達を助け、パウロを助け、ペトロを助け、マルコを助け、「慰めの子」と言われる生涯を送りました。 


ニューライフチャーチ清瀬 

牧師 福井和哉