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画像 『論語と算盤』
2024年から新NISAが開始し、
今後の資産運用のために
専門書(学術書を含む)を読み漁ってます。
渋沢栄一氏は、数年前にNHK大河ドラマで
取り上げられた現埼玉県出身の実業家。
第一国立銀行や日本赤十字社などの
様々な設立にも携わったそうです。
そんな渋沢栄一氏は、『論語と算盤』を
執筆しております。
画像は、
『論語と算盤』
渋沢栄一著、
2011年、角川ソフィア文庫
算盤(そろばん)という言葉が古さを
感じさせますが、渋沢栄一氏は
論語好きだったことは有名な話。
21頁では次のように述べてます。
「今の道徳によって最も重なるものとも
言うべきものは、孔子のことについて
門人達の書いた論語という書物がある。
・・・(略)・・・この論語というものと、
算盤というものがある。これは甚だ
不釣合で、大変に懸隔したものである
けれども、私は不断にこの算盤は論語に
よってできている。論語はまた算盤に
よって本当の富が活動されるものである。
ゆえに論語と算盤は、甚だ遠くして
甚だ近いものであると終始論じておく」
この『論語と算盤』は所々に論語が取り上げ
られており、締めくくりに、
312-313頁では次のように述べてます。
「人は誠実に努力黽勉して、自ら運命を開拓
するが宜い。もしそれで失敗したら、
自己の智力が及ばぬためと諦め、また
成功したら智恵が活用されたとして、
成敗に関わらず天命に託すのがよい。
かくて破れても飽くまで勉強するならば、
いつかは再び好運に再開するときが来る。
人生の行路は様々で、時に善人が悪人に
破けたごとく見えることもあるよりも、
まず誠実に努力すれば、公平無私なる天は、
必ずその人に福し、運命を開拓するように
仕向けてくれるのである」
私はあまり宗教的なものには興味はない
のですが、実業家として様々な
貢献をした渋沢栄一氏の
この言葉には重みを感じます。
今まで色々な専門書を読んできたので、
天は福して運命を開拓してくれる日が
くるのかしら?
いや、いや、渋沢栄一氏だから、
そんな日が来たけど、
私の場合は、自分でアクションを起こして
行かないと難しい気がするので(笑)、
天命を待つよりも、自分で道を開拓していく
人生を選びたいと思います。
【追記】
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