父が亡くなって、葬式をして、その次のお坊さんが自宅に来た日の話です。

2023年9月中旬あたりの話です(写真は、当時、実家近くで撮影したもの)。

 

この頃、母はまだまだ元気でした。

 

7日ずつのお参りを49日までずーっとやるのが普通、と考えるのが母なので、私にとっては苦痛極まりない日々でした。

 

その1回目。

 

さぁ…という時に、お坊さんから、1つの封筒が差し出されました。

 

それは、母が葬儀代として支払った時の封筒でした。

 

「え???」

 

「うちは、二人の場合30万からお願いしていますので」

 

と。

 

(葬儀に、二人のお坊さんが来ていました。どういう経緯で二人になったのかは不明)

 

つまり…

母は20万円だと思って、封筒に入れて葬儀の時にお渡ししたら…

 

「足りない」

 

 

「あと10万(以上)」

 

と、封筒が戻ってきたのでした…

 

衝撃的。

お寺なのに。

 

こういうのって「お気持ちで…」というもので、金額一覧なんて無いはず。

それなのに、しかも後日に請求されるとは…。

 

母は、大パニック。

 

当然ですよね。

単なる「お参りの日」だったのに、いきなり「あと10万」と言われたわけですから。

 

平謝りを続ける母を見ていて、なんだか可哀そうになりました。

お寺って何だろう。

葬儀って何だろう…と思ったのでした。