【七転び八起:再就職で大逆転】
中堅ゼネコンを36歳でリストラさた後、資格取得の為、2年間、栄養士の専門学校へ通った後、給食委託会社へ契約社員として17年程勤務しておりました。
私の勤めていた給食委託会社は、毎年2月頃に、契約社員とパート社員は、契約更新の為、翌年度の契約書が配られ、書名捺印後に、雇用契約の更新を行います。
今回の契約更新時に限り、私の所へ契約更新の書類が届かないので、不安に感じていると、業務終了後に現場責任者とエリア担当者から休憩室へ呼ばれた為、契約更新かと思った所、来年度の契約更新は、行わないと告げられました。(解雇通知)
3か月程前に、現在の現場に移動してきた時から、ユニホームも支給されずに、移動前の現場のユニホームを使用しており、不思議に思っていましたが、今にして考えれば、移動時から契約の更新をしない方向だったのだと理解が出来ました。
職場に愛着はありませんでしたが、17年間も続けて来た仕事を突然、解雇されると、さすがに私でも、心が折れました。
エリア担当者へ、何とか継続雇用できないか、お願いしてみましたが、どうでもよいミスを持ち出して、契約更新をしない理由をいくつか伝えられました。
帰りの電車で元上司に電話をし、相談しましたが、会社の方針で覆せない状態であると告げられて、継続して雇用してもらう事をあきらめました。
解雇通知の翌日が休日だった事もあり、インターネットを利用して、身障者専門の転職エージェントに必要事項を記入し申しこんだ所、転職エージェントからの連絡が有り、仕事を紹介する上で、登録と面接が必要との事でしたので、転職エージェントの事務所にて面接と登録を済ませて、再就職先の企業から面接の連絡が転職エージェントを通じて来るのを待つ事となりました。
次の出勤時に現場責任者へ、2月末まで出勤し、3月より有給を使用する旨を伝え、退職届を提出しました。
3月より有給消化期間の為、数社の転職エージェントに登録し、各企業からの面接を待つ日々を送っておりました。
私の場合、転職歴も少なく(2社とも10年以上勤務)と2年間のブランク期間も資格取得の為、栄養士の専門学校に通っていたので、無職期間がゼロと退職理由が両社とも、会社都合である点から、再就職先の各企業への紹介が、しやすいとの事でしたので、少し安心しました。
職種も事務系を希望し、企業や年収(栄養士の年収は、低い)に注文が無ければ再就職は、早めに決まるとの事でした。
3月に入り、数社の企業との面接を行い、ゼネコン勤務の経験(12年)からか、テレビでCMが流れている企業(建設関係)に55歳の再就職にしては、異例の正社員として採用(年収のかなりアップ)され、定年(60歳)後もシニア社員として、現在も楽しく勤務出来ているので、今にして思えば、給食委託会社を解雇された事に感謝しております。

