【七転び八起き:入学編】

 12年ぶりに学生に戻りますが、大学(5年間)でもまともに講義など受けたこともないので、実質17年振りに、まともな学生生活の始まりです。

 

 4月になり栄養士の専門学校への入学式に出席する為、学校の講堂へ向かうと栄養士5クラス、被服関係、調理師コースの学生が大勢(数百名)講堂に集合しておりました。

 

 大学では、入学式や卒業式に参加しなかった私としては、大変新鮮で、人生をリセットしているような感覚でした。

 

 入学式も無事に終了し、クラス順にそれぞれの教室へ移動中、一人の教師が教室までずっと私の横で話しかけて来ていました。(よほど36歳のおじさんが珍しかったのでしょう!)

 

 私の入学した栄養専門学校は、栄養士コース3クラス・管理栄養士コース2クラスの5クラスに分かれており、1クラス50名程の生徒がおりました。(私は、管理栄養士コース)

 

 出席番号順に関が決められており、席に着くと50名のクラスで男子は、私を含めて7名程で、ほとんどは、高校卒業したての女子ばかりで、女子高の先生になったような感じでした。

 

 ひとりひとり教壇の前で自己紹介を行った結果、新卒以外の学生は、5人程で少なく、座席の周りに座っている女子に歳を聞いてみると、皆18歳との事で、私の半分の年齢の女子ばかりで、隣の席の生徒は、お母さんが私と同じ年だという事で、いまさらながら大変な所に迷い込んだものだと思いました。(入学当時36歳でした)

 

 講師の先生も、私よりも年下の先生が多く、私だけ「さん付け」で呼ばれておりました。

登下校時も、私より若い職員も多く、学生とは思われず、講師陣と勘違いされ、よく挨拶をされておりました。

 

 大学は親のお金で5年程席を置き、在学中1週間も講義に出席しなかった私ですが、学費が自腹(退職金)だと、欠席などせず、2年間まじめに学校へ通いました。

 

 入学して1か月程は、休み時間など男子と一緒に行動していましたが、クラスになじんできた頃には、女子のグループとも自然と仲良くなり、ランチや放課後には、一緒に行動をともにしておりました。

 

 放課後にファミレスでお茶や勉強会など学生時代には、考えられない程、充実した学生生活を送る事が出来ました。(武道系大学の柔道部出身には、夢の様な学生生活です)

 

 時折、退職した会社に遊びに行き、学生生活の様子を話すと、上司や同僚から18~20歳の女子と一緒に行動を共にする為に、自分たちがどれだけ費用を投資している事や、わずか数百円で数時間キープできる事が、いかに幸せであるか力説された上で、うらやましがられておりました。

 

 遊んでばかりいる様ですが、ちゃんと学校へ行って勉強もしておりましたので、授業風景などは、次回のお楽しみといたしましょう。

人生をかえた転機は

 

 

 

 

 

同じネタで投稿する

 

他の投稿ネタを確認する