七転び八起き:入学準備】

 無事に最終出社日も終了し、リセット入院中に、資格取得の為、病院から外出許可をもらい、知人の紹介で栄養士の専門学校にて説明を聞いた所、年齢的なハンデもあるが、逆に社会人経験のある人が、クラスにいる方が、他の若い学生に良い影響を与える事になるから、あっさりと入学を許可(面接のみ)してもらえたので、4月から入学する決心をしました。

 

 リストラ後、再就職はせず、栄養士の専門学校(昼間2年間)への進学を同居している母親に伝えた所、反対されると思っていたが、「刃物(ハサミと包丁)を使用する資格は、食う事に困らない職」と昔から言われているとの事で、あっさりと賛成してくれました。

 

 逆に猛反対されたのは、大学時代の同級生で、年齢(36歳)の事もあり、「柔道部のマネージャー経験を生かし、全国のOBへ再就職のお願いをしろ!」と、電話で2時間も説教をされました。(ネチネチと!)

 

 しかし、専門学校への入学で気持ちは、走ってしまい後戻りはできません。

 

 学費に関しては、退職金で充分支払える金額でしたので心配はなく、卒業証明書も卒業大学で発行してもらい、提出した所、大学の卒業証明書より出来れば、高校の卒業証明書の方が良いとの事でしたので、卒業後18年も過ぎておりましたが、神奈川県の藤沢まで卒業証明書を取りに行きました。

 

 3年間、毎日駅から往復していた通学路でしたが、18年振りに通ってみると、駅周辺の町並みもだいぶ変わり、道に迷った挙句、近くの違う高校へたどり着き、目的地まで物凄く時間がかかってしましました。(高校時代は、無人駅の様だったのに!)

 

 無事に、卒業証明書を受け取りその足で、専門学校へ学費と書類を提出し、4月から「ピカピカ?」の1年生です。

 

 栄養士の専門学校は、制服というものが存在し、神田にある指定の洋服屋さんで、紺のブレザーとグレーのパンツをオーダーしました。

 

 なんと胸にはエンブレムなるものが張り付けてあり、36歳のおじさんが着ると、ファミレスの店長にしか見えませんでした。

 

 さすがにエンブレム付きのブレザーは、恥ずかしいので、母親にお願いしてエンブレムを取り外しできるように改装して、校内のみで装着していました。(学校黙認!)

 

 12月から3月末の退職日迄は、就職活動期間という事で、出社せずとも給料(ボーナス含む)が支給されていたので、4月から専門学校へ通うことが会社に知れると、会社へ来るように依頼されそうでしたので、栄養士専門学校への進学の件は、退職日まで会社へは、内緒にしておりました。

 

 少し長くなりましたので4月までの充電期間は、次回のお楽しみという事と致しましょう。

人生をかえた転機は

 

 

 

 

 

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