【スペイン・サラマンカへの旅③サラマンカへ出発】
マドリッドのホテルに一泊し、朝食後に荷物をまとめて、ホテル前に集合すると、大型バスが待っており、スペインのマサラマンカという場所で、武術指導と演武を披露する為に、日本からのメンバーと、各地(スペイン国内やコロンビア他)から参加するメンバーと合流し、大型の貸し切りバスでサラマンカまで行き、約1週間の間、ともに行動を共にする事となりました。
海外事業部に勤務しているくせに、外国の人と接する機会も無く、語学も全くできなかったのですが、丁度良い機会だと思い、積極的に身振り手振りで海外の仲間に話しかけて、コミュニケーションをとっておりました。
お互いわからない言語同士なのに不思議と意思疎通ができ、滞在中、海外の方々と異文化交流する事が出来ました。(会社に偽の申請をし、休暇を取った事が誠になりました)
途中、高台から古都を眺めたりしているうちに、数時間後にサラマンカの町に到着しました。
街の中心部にある広場には、大聖堂と市庁舎があり、石畳の広場を囲むように建物が建っておりに、オープンカフェのテーブルが数多く並び、映画などでしか見た事も無い、雲一つない、青空の下でヨーロッパらしい町並みを眺めて感動していると、市庁舎の応接室へ案内されました。
豪華な市長室でしばらく待機していると、サラマンカ市長がやって来て、市長主催のワインパーティーが開催されました。
日本から琉球武術の指導に来てくれたという事で市長自ら感謝の意を込めて、ワインパーティーを企画してくれたそうです。
アルコールの弱い私でも、おいしいと思えるほどの、上等なワインを提供してもらい、ワインパーティーも終了し、バスに乗ってホテルに移動した後、荷物を整理していると、夕食の時間となり、郊外の高級レストランへ招待されて、夕食会が始まりました。
スペインの豪華な料理が次々と運ばれてきて、大食いの私でさえ、用意されていた料理の半分ほどで、おなか一杯になり、後から後からご馳走が運ばれてきて、うれしいやら悲しいやら複雑な気持ちでした。
特に記憶に残っている料理は、後半に出てきたメロンを半分にカットし、周りにエビがちりばめられた料理が運ばれてきたときは、もう駄目だと思いました。
ようやく、大量のごちそうを食べた後、ホテルに戻り、ミーティング後、床に就きました。
ホテルでは、埼玉県で同じ武術の指導をされている方と、同室となり色々とお話をした後、埼玉市内でも、武術を続けられる事を知りました。(後日伺って、しばらく稽古に参加しました)
翌朝は、ホテルの食堂に集合し、バイキング式の朝食を摂りました。
パンやハムなどの加工品と卵料理も用意されており、アニメでしか見たことのない、メイド服を着たとても美人な、ホール係の人が、大変濃いコーヒーとミルクのポットから交互にカップに注ぎ、カフェオレを作ってくれました。(メチャクチャ美味しい!)
本日は、午前中に市の体育館で武術指導と演武を行った後、市内観光を行うので、荷物の準備をして、ロビーに集合しこれから、スペイン・サラマンカでの旅が始まります。

