【高麗神社】

 埼玉県には、韓国由来のめずらしい神社があります。

 現在の埼玉県日高市の一部及び飯能市の一部にあたる高麗郡に奈良時代に設置された土地があります。

 高麗郡は716年(霊亀2年)に武蔵国高麗郡が設置された土地であり、朝鮮半島のゆかりの地です。

 中世武家時代の鎌倉時代以降、高麗郡の郡域が拡大して、日高市・鶴ヶ島市のそれぞれ全域と、飯能市・川越市・入間市・狭山市のそれぞれ一部が高麗郡の範囲となりました。

 668年に唐・新羅に滅ぼされ亡命して日本に居住していた高句麗からの帰化人を朝廷はこの地に移住さ、703年には高麗若光が朝廷から王姓が下賜され、他の高句麗人とともに高麗郡の地に移ってきたものと推定されます。

 

 高麗神社は、天正18年に徳川家康が関東に入国すると、翌年(1592年)に徳川家から社領として高麗郷内に3石を寄進されました。

 

 入口付近の敷地には、2005年(平成4年)10月23日に在日本大韓民国民団(民団)から寄贈された花崗岩製の将軍標があり、駐日大韓民国大使らの参拝もあります。

 

 高麗神社は、濱口雄幸、若槻禮次郎、斉藤実、小磯国昭、幣原喜重郎、鳩山一郎などが参拝した国会議員がその後、総理大臣なったことから『出世明神』と言われています。

 そして参道の両側にある記念樹にはご利益に授かった総理大臣や国会議員や知事の名前がみられます。

 

 埼玉県のパワースポットの一つです。

 

 私がこの神社を知ったのでは、6月末に行われる、「夏越の払い」という神事を行っていることから、毎年通うようになりました。

 入り口付近には、日本の神社には無い、韓国風の石塔が設置されており、異文化の香りがします。

 鳥居の横には、大きな茅の輪が設置されており、さっそく「茅の輪くぐり」を行い、参道を通り、本堂に設置された、人形に名前を書き、調子の悪いところをさすり、奉納します。

 神社の本堂では、薄く祝詞が印刷された用紙に写経のようになぞり書きをし、神主さん指導の下、祝詞の唱え方や、用紙の折方などを教えてもらい、自宅の神棚に供え、正月に祝詞を唱えるなど、我が家の正月行事の一つとなりました。

 

高麗神社

行ってよかった神社

 

 

 

 

 

同じネタで投稿する

 

他の投稿ネタを確認する