【はじめに】
仕事もひと段落し、暇なので少し怖い話を思いつきましたので、仕事をサボりながら、創作文を作ってみました。怖い話が苦手な方は、ご遠慮ください。
へたくそな文章だと思いますが、ご勘弁願います。
【創作文;リモート会議】
私の友人が体験したリモート会議にまつわるお話をさせていただきます。
数年前から在宅勤務が導入された影響で、自宅にて仕事をされる方も多くおられると思います。
基本、打合せ等の会議は、リモート会議が主流になり、会議時間になると、パソコンの画面を切り替えて、会議が開始されます。
今回もいつも通り、当日の議題終了後、通達事項を各々伝えて、会議が終了しますが、この日に限って、ネット環境が悪いせいか、時折、画面が乱れ、雑音が入っておりました。
こちらの環境が悪いのかと、思っておりましたが、ある一人の画面がおかしいことに気が付きました。
各々、部屋の様子が映らないように、壁紙を使用して会議に参加しておりますが、人影が映りこんでいる人がおりました。
慣れない在宅のリモート会議で、時折、部屋の中や家族などが映り込む事がありますが、彼女は、都内のマンション(寮)で一人暮らしのはずでした。
彼氏でも自宅へ呼び、在宅勤務を楽しんでいると思い、注意しようとした所、人影は、顔色も悪く、長い髪を中央で分けた、女性が彼女の後ろにたたずんでおりましたので、友人でも部屋に呼んでいるのかと思いました。
部外者が画面に映りこんでいる事を注意しようとした所、彼女の後ろから、じっとこちらを凝視し、目が合い、こちらを意識している様でしたので、何も言えなくなりました。
少々気持ちが悪かったのですが、注意深く様子を見ていると、彼女の耳元で、何やらぶやいているようでしたが、彼女は、気が付いていない様でした。
明らかに、この世のものでは、無いものと確信したとたん、突然、画面が消えました。
驚いて、他のメンバーに今あったことを伝えた所、画面の消えた彼女は、休暇中の為、初めから参加していないと、伝えられて、「在宅で、寝ぼけているのか!」と、注意され、会議は終了しました。
狐につままれたような感じで、リモート会議を終了しましたが、参加していいない彼女のパソコンと、再び繋がっている事に気が付きました。
好奇心に負けて、画面を確認すると、先程と同じ様に、後ろにいる女性の姿が、外面に現れて、こちらを凝視しながら、ブツブツと何やらつぶやいておりました。
とても怖くいなり、即座にパソコンの電源を切り、その日は、パソコンの電源を入れることが出来ませんでした。
翌朝、寝起きで頭の中に靄のかかった状態で、昨日の事を思い出すと、再びパソコンのスイッチを入れる気になりませんでした。
突然、会社支給のスマホが部屋の中に響き、びっくりしてスマホに出ると、休暇中の彼女が自宅マンションで、原因不明の状態でなく亡くなったとの事でした。
死亡時刻は、昨日、リモート会議をしていた時刻でした。
こちらを凝視していた女性がつぶやいていた事を思い出すと、とても怖くなり、私のところに連絡をしてきたそうです。
その後、友人とは、連絡が取れない状態です。
(ツ・ギ・ハ・オ・マ・エ・ダ!)

