Fallout4(フォールアウト4)パトロール編 第4話 ストロングとの珍道中 | TES&fallout forever

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 そして、やっとのことで入り口まで帰ってこられた。素晴らしいタイミングでの救助で感謝しているし、僕の事を勇敢で同じ位親切だと言ってくれた。過分な評価だけどそう言ってくれて嬉しい。
 その後、レックスさんはレジナルドのスーツと呼ばれる服を報酬としてくれた。交渉事を有利に進めてくれるらしい。ありがたく貰おう。
 ところがレックスさんはこんな恐ろしい場所に長居したくないと言い出し、WRVRに戻ってラジオの仕事を再開するとか言って僕にストロングを押し付けて足早に帰ってしまった。ええ...、それはズルくない?彼は悪人じゃないけど、あんな風にはならないようにしようと僕は思うのだった。

 

人間の優しさのミルクを探す旅に出るストロング

 レックスさんが帰った後、ストロングが話し掛けてきた。彼は僕と人間の優しさのミルクを探す旅に出たいと言った。ミルクを見つけて飲んで、スーパーミュータントを人間よりも強くすると言った。見つかるかどうか分からないけど、これ以上強くなられてもなぁ...。いや、無暗に人間を殺さなくなるならそれもアリなのか?ううむ、難しいなぁ...。

 僕が人間の優しさのミルクを探し、ストロングは人間の秘密を覚えるという協力関係を築きたいと申し出てきた。スーパーミュータント討伐を掲げているけど、話が通じるスーパーミュータントは共存出来るかも知れないなと僕は思うようになった。その過程で彼の信じる人間の優しさのミルクに類する何かが見つかればいいのだが...。

 僕はストロングの申し出を受け入れる事にした。X6は彼が優秀なボディーガードになれる可能性があるので、その責任を理解してほしいと言った。まぁまぁ関係は良好なのかな?上手く付き合えるといいんだけど。

 

 X6「貴方は優秀なボディーガードになれる可能性があります、ストロング。ご自分の責任を理解していただければと思います」

 ストロング「ストロングが敵を叩きのめして、守る」

 パーマー「これからよろしくね、ストロング!」

 

  X6は一時ネオ・インスティチュートに帰還した。僕とストロングは一度サンクチュアリヒルズに行く事にした。旅の準備のために落ち着いた場所で整えようと思ったからだ。

 実際に戻ってみると、スーパーミュータントがサンクチュアリヒルズに現れた事でシェフィールドさんやレオさんは驚き、エイダやジュゼベル、ドッグミートは警戒態勢を取った。定期的に様子を見に来ているニックやパイパー、ケイトやディーコンも驚きつつも臨戦態勢を取った。

 僕は慌ててストロングは敵じゃないと伝えた。話の通じるスーパーミュータントで、人間の優しさのミルクを探す旅のために一緒にいるんだと。彼等は一瞬キョトンとしつつも受け入れてくれた。話し掛けずに警戒した事を詫び、仲間として接してくれるようになった。皆本当にいい人達だ。これも人間の優しさのミルクになるのかな?

 そして、旅の準備をする事にした。僕は武器作業台を使用して近接用の武器としてボードを刃付きに改造して出血ダメージを高め、紫色に塗装した。見た目も威力も素晴らしい出来栄えだ。

 遠距離用の武器はミニガンをダメージを増加して反動や命中率を改善するトライバレル、照準精度と構えた時の命中率を改善させるガンナーサイト、バッシュ時の威力を改善するシュレッダーを取り付ける等の改造を行い、5㎜弾は1,000発分とパイプピストル用に5.56㎜弾を同じく1,000発分用意した。

 その次は、服装を変える事にした。半裸状態だとレイダーやガンナー相手の時に被弾するリスクが高いと思ったからだ。旅の道中で入手したスーパーミュータント・レッグアーマー、スーパーミュータント・ヘビーアーマー、スーパーミュータント・アピエイターキャップをあげた。これで防御面をしっかり補強出来たと思う。それじゃ、旅に出ようか!

 

ダンウィッチ・ボーラーを攻略せよ!

 旅をしていく中でスロッグのワイズマンさんからレイダーが近くの採掘場を支配していて近隣住民が恐怖していると通信が入った。その採掘場はダンウィッチ・ボーラーという名前らしい。僕達はそこへ急行した。

 夕方時に着いたのだが、レイダー達はかなりの数がいた。パワーアーマー持ちのレイダーもいたし、タレットも充実しており苦戦は必須だ。僕は遮蔽物を利用してアクセラレーターやプラズマ・グレネードで応戦した。ストロングは隠れることなくミニガンを乱射してレイダーを殺していった。敵に回すと恐ろしいスーパーミュータントも味方なら頼もしい。僕達は各個撃破して進んだ。

 ダンウィッチ・ボーラーの外周は制圧したので今度は内部に入る。

 僕とストロングは手際よくレイダー達を殺し、設置されたタレットを破壊して進んだが違和感を覚えた。内部に入ってから地震というか地鳴りがするのだ...。外周付近ではそんな雰囲気も予兆も無かった...。

 これにはストロングも違和感を覚えたようで、この場所が分からないと言った。ただの大穴でしかないのにと。彼なりに何か感じたのだろうか?僕は段々嫌な予感がしてきた...。

 ある程度安全を確保したらターミナルを発見した。それを覗くと通信の項目や安全第一の項目、予定のイベントの項目があった。

 最初は通信の項目だ。その中には緊急メッセージの項目や手すりの注文の項目、ステーション3のアップデートの項目があった。

 まず最初は緊急メッセージの項目だ。ブラッドリー・ラモーンという名前の人物が運営部からすぐにステーション4に向かってくれと命令を受けたようだ。説明は着いてからすると締めくくってあった。何かのっぴきならない事情があるのだろうか?

 次は手すりの注文の項目だ。ブラッドリーはちょっと前に注文した新しい手すりについて確認させてほしいと伺った。先日また1人落ちそうになったと締めくくってあった。こういう設備投資は大事だと思うから、彼が気が急くのも分かる気がする。

 最後はステーション3のアップデートの項目だ。ステーション2のジョンという名前の人物から、こっちの邪魔をしてるという苦情が止まらないと嘆いた。こっちが何を言おうが上に報告すると決めているらしい。彼を説得してくれないか?と運営部に申し入れをした。設備が必要だと分かってる筈だと締めくくってあった。何かしら誤解があってステーション間で不和が起き始めているのかもしれないと思った。理由は僕も分からないけどね...。 

 次は安全第一の項目だ。その中には目の保護をしろの項目や落下する破片の項目、手すりの項目があった。

 まず最初はの保護をしろの項目だ。運営部は目の保護を忘れないよう、必ず全員に伝えてほしいと命令した。現場から飛んできた石の所為で、目を失う事故が今月で4件起きているとあった。解決策は単純で、目の保護をする事だと。必要なら例を示すために発見した目ん玉を持っていくぞと締めくくってあった。目の保護を徹底するためとはいえ、コンプライアンス的にダメだと思うなぁ...。

 次は落下する破片の項目だ。運営部は我々の仕事は採石場でとても危険な場所だと訓示を言いつつ、最小の資材で最大の役目を果たせる場所に梁を造ったとある。このコストカットで何年もの間、大きな標的になってきたのだと。

 つまり、自分若しくは知っている者が騒音を報告してきたり、不安定に見える場所を見つけても、ちょっと様子を見る事だと示した。それでも問題があるなら、運営部に連絡告するようにと命じた。発見した箇所を確認しに行く予定を立てると締めくくってあった。様子見という名の放置ではないよね?

 最後は手すりの項目だ。支持梁と同様に手すりにも費用が掛かると運営部は告げた。適切と判断した場所に手すりを配置しているとあった。しかし、労働者の落下死を含む事故がいくつか起きていて、特にステーション2の近くに多いと報告した。周囲に注意して手すりに寄り掛からないよう、労働者に再確認してほしいと命令した。もう錆びていて不安定な箇所もあると教え、6カ月毎に手すりの点検をしているので、もし不安定な箇所を見つけたらそこはやり残した箇所であると思われるので、すぐに処理されるはずだと伝えたようだ。新たに苦情として記録する必要はないと締めくくってあった。

 資金繰りが大変なのは分かるけど、こういう場所に積極的に設備投資しないと人員が死亡事故を起こすリスクが跳ね上がると思うんだけどなぁ...。

 最後は予定のイベントの項目だ。その中にはサービスタイムの項目や毎年恒例のピクニックの項目があった。

 まず最初はサービスタイムの項目だ。運営部はまたあの季節が来た告げた。ピット(ステーション3)のサービスタイムにぜひ参加してほしいとある。いつも通り、飲み物は提供されるそうだ。代金は全員で割り勘にして来週の給料から差し引く。だから、現金は持ってこなくていいと命令した。節度ある飲み方をするようにと釘を刺し、ジェリーが転落死した去年のサービスタイムの事故を繰り返すのは御免だと締めくくってあった。

 代金を給料から差し引くのは良くないんじゃないかな?まぁ、最後の節度ある飲み方を徹底するようにと命令するのは分かる気がする。でも、現場で飲み会しなくてもいいんじゃないかな?

 最後は毎年恒例のピクニックの項目だ。毎年恒例のピクニックは今年は採石場の入り口付近で開催知ると運営部は告げた。雨天決行で、どんな種類の食べ物でも自由に持ち寄ってほしいと伝えたようだ。ヌカ・コーラは用意するそうだ。子供を連れてくる場合は、岩場の近くにいる場合は特に目を離さないように厳命した。去年の事故を繰り返さないために、良い知らせがあると運営部は話したようだ。ロブコと契約をして、追加のセントリーボットが提供される事になってこれで皆安全だと締めくくってあった。

 ピクニックをするのに採石場は不適当ではないだろうか?子供を連れてくるなら尚更だと思うけれど...。セントリーボットを増やして対策するのはいいけれど、そもそも別の場所を確保して安全にピクニックした方が賢明だと思うけど、これは戦前の話なので後の祭りなんだろうなぁ...。

 

地の底に眠るモノ...

 地鳴りが続く。不安になりながらも僕達は地下を目指す。ストロングは全然怖がってなかった。心強いよ、本当に...。レイダーを殺しつつ進むと彼等のリーダーと思われるベドラムという名前の女性レイダーが待ち構えていた。だが、何となく様子がおかしい。理由は分からないが、殺してダンウィッチ・ボーラーの完全制圧を目指すだけだ!

 僕はプラズマソードを使ってベドラムを殺し、残りのレイダーはストロングがミニガンで殺した。なんであんなに様子がおかしかったのだろうか?

 近くにターミナルがあったので覗いてみると、1番上の家掃除という項目を見ると彼等はフォージと繋がりがあった事が分かった。スラッグの依頼でここにいる手下達に何故スクラップの輸送が出来ないのか調べるために派遣されたらしい。だが、その手下達は何かに怯えている様子でフェラル・グールではなくもっと別の大きな「ナニカ」を恐れている様子だ。何だか怖いなぁ...。

 次は新たな障害という項目で、スクラップが無くなりそうなのでもっと奥の坑道を調べさせるために仲間を向かわせたが帰ってこなかったらしい。ますます恐ろしくなってきた...。

 最後の項目は明かりの中にいれば安全だという項目だが、「明かりの中にいれば安全だ」という言葉のみ限界まで書き込まれており最早発狂していると思われる内容だった。僕は急いでターミナルを閉じた。もう怖過ぎ...。

 

 ストロング「お前、怪人と呼ばれているのに地鳴りや文字が怖いのか?」

 パーマー「怪人でも怖いものは怖いんだ...」

 

 とっとと終わらせよう。怖いからね...。

 僕達は最奥の坑道を目指した。ベドラムのターミナルにあった未帰還のレイダー達達の死体があった。近くにはフェラル・グールが降り、かなりの数がいた。きっと襲われてしまったから帰れなかったんだろう。だが、それだけであの発狂ぶりになるだろうか?

 思案しながら進むと一瞬光に包まれた後、戦前と思わしき設備の綺麗さがあった。な、何が起こったんだ!だが、すぐに元に戻った。ストロングに何が起きたか確認したが何も起きなかったと言った。僕だけが見たのか?何だかフラッシュバックみたいだった...。

 最奥の坑道を僕達は続けて目指す。道中フェラル・グールが何体も現れたので返り討ちして進んだ。そして、最奥と思われる場所に着くと再びフラッシュバックした。そこは両手を後ろに回されて座らせられた何人かの男女がおり、それと中央に木製の祭壇があり、男性と思われる誰かが司祭のように振る舞っていた。カルトかな?どちらにしても怖過ぎでしょ!

 その後、フェラル・グールや焦げたフェラル・グール、干からびたフェラル・グールが襲い掛かってきた。恐怖の鬱憤が溜まっていたので無我夢中でアクセラレーターを乱射して返り討ちにした。

 殺し尽くした後、一旦小休止した。それから襲い掛かってきたフェラル・グール達を調べた。焦げたフェラル・グールはティム・シューツという名前で、ダンウィッチ・運営部という題名のホロテープを持っていた。落ち付いたら聞いてみよう。

 干からびたフェラル・グールはブラッドリー本人だった。もう1人の干からびたフェラル・グールはジョン本人だった。フルネームはジョン・ハットフィールドという名前だった。

 残るフェラル・グールはボブ・スタンソンという名前だった。状況から察するに、この人物達はあのフラッシュバックに出ていた可能性がある。怖いが最奥を調べる必要があるなと僕は考えた。

 祭壇があると思わしき場所は水没していた。Pip-Boyのガイガーカウンターがガリガリなっていたが潜って確認するしかない。ストロングを待たせて僕は潜るのだった。改造人間じゃなければRADアウェイ抜きだと自殺行為にしかならないよね...。

 大分潜ると木製の祭壇を見つけた。だが、別の道もどういうわけかあり、そこへ行くと石造りの祭壇があった。ミニ・ニュークを左右に配置して、中央に剣と思わしき武器が捧げられていた。まるで奉るように...。

 とりあえず調べてみると、その剣はクレイヴの歯と呼ばれる武器だと分かった。出血させ、毒を与え、ダメージを大幅に増加させる恐ろしい武器だ。何がどういう理屈でダンウィッチ・ボーラーに奉られていたのかは知らない。知らないが、もうここから出ようと僕は思った。

 ストロングに言ってここから出ると告げた。来た道を戻ると何故かフェラル・グールが襲い掛かってきた。全滅させつつ進んだ筈なのに!恐怖への鬱憤が溜まっていたので僕は絶叫しながらアクセラレーターで撃ちまくるのだった...。ストロングはそれを見て僕がやっと火が付いたと思ったらしい。違うんだよ、怖いんだよ...。

 

 パーマー「もぉぉぉ!!怖いのは、もう、お腹いっぱいなんだよぉぉぉ!!!」

 ストロング「やっと火が付いたか人間!お前も戦士だ!どんどん撃ちまくれぇ!!」

 

 恐ろしい坑道を抜け出した後、僕はダンウィッチ・運営部のホロテープを再生してみた。運営部と思われる男性が表沙汰にしないように取り計らったティムに礼を言っている場面から始まった。

 提案通りにステーション4にて会えるように別のプロジェクトマネージャーに伝えており、彼等は何も知らないので運営部より先に着いたら引き留めておくようにとお願いしていた。 

 ゴールはもうすぐそこで、もう少しの我慢で報酬がティムの物になると運営部の男性は言ってホロテープの記録は終った。あのフラッシュバックは運営部の企みだったのだろうか?だとしても超常現象が過ぎる...。何らかの科学的なトリックなのか薬物による錯覚なのか、それとも...神なのか?いや、これ以上考えても仕方がない。

 僕は急いでダンウィッチ・ボーラーから去ろうとストロングに言った。彼は頭を傾げたが、もうここには必要な物は無いと説得してここを離れるのだった。恐怖体験はこりごりだよぉ...。

 

リン・ウッズを攻略せよ!

 ダンウィッチ・ボーラーでの恐怖体験が抜けきれないまま、僕は特に決めたわけではないがブラブラ歩いていく。ストロングは戦えるなら特に問題ないらしいので文句は言わなかった。ごめんね、有意義な旅に出来ていなくて...。

 パーソンズ州立病院を超えて歩き、明け方近くになったので何処かで休もうと思ったら塔のような建物を見つけた。リン・ウッズという名前らしい。入ってみると手作りのトリップワイヤーがあったので解除しつつ進んだ。螺旋階段を登りきる前に下から声がした。それはレイダーで僕達は罠に飛び込んでしまっていたのだ!

 ストロングは螺旋階段という狭い場所でもお構いなしにミニガンでレイダー達を殺していく。手際よく殺すので持たせて正解だったなぁと僕は内心思った。その後、入り口まで戻って残りのレイダー達をしっかり殺した。憂さ晴らしもこれでお終いだ!

 やっとすっきりした気分だ。恐怖が吹き飛んだ!え?何だって?むしろお前が怖い?ウェイストランドじゃこれが普通でしょ!

 気を取り直してリン・ウッズの頂上に向かった。そこには入植者の男性の死体があった。失敬して懐を確認すると、キャップや38口径弾の他にリン・ウッズの金庫の鍵を持っていたので纏めて入手した。何か度に役立つ物があるかもしれない。

 その後、サイレンのスイッチがオフになっていたので試しに1回鳴らしてみた。鳴らしても特に何も起きなかったので外に出た。すると、何処からともなくサヴェージ・デスクローが現れた。これはデスクローを呼び寄せるサイレンだったのか!

 僕達は現れたサヴェージ・デスクローに向けてアクセラレーターとミニガンの一斉射撃で殺した。これで一安心と思ったのも束の間、もう1体のデスクローが現れた。一度に2体も!でも、戦うしかない!僕は足元をアクセラレーターで撃ち抜き、ストロングはミニガンでデスクローの頭部めがけて掃射して殺した。やれやれ、大変だったなぁ~。

 その後、リン・ウッズの金庫の鍵を使って木製の簡易居住地にあるスチーマー・トランクを開けてみると、キャップや10㎜弾、10㎜ピストルやコンバットアーマー:右腕があった。失敬して貰う事にした。

 疲れたので今日はここで一泊しよう。僕はPip‐Boyでクッキングステーションを呼び出した。こういう時にかなり便利だよね、Pip‐Boyって。

 その後、旅先で得た肉類を使って料理をする事にした。デスクローの肉を使ってデスクローステーキ、モングレルの肉を使ってドッグ・チョップ、マイアラークの肉を使ってローストしたマイアラークの肉、〆はマイアラークの卵を使ってマイアラークの卵のオムレツを作った。

 レシピは昔一緒に旅をしていた時のディーコンやハンコックから教わった。あの頃も危険だったけど旅は楽しかった。インスティチュートに加担する前だった時の人間らしい記憶だ。何だかしんみりしてきちゃったなぁ...。美味しいのに...。でも、あの決断があるからこそ今がある。それを捨てることは出来ないんだ。そう思いながら料理を食べるのだった。

 

 ストロング「ウマい!ウマい!ん?どうした人間?食べながら落ち込んでいるのか?変な奴だな」

 パーマー「...ちょっと昔を思い出したんだよ。人間だった時の昔の思い出をね...」

 ストロング「???おかしなことを言う。人間は人間なのにそうじゃないと言う。ストロングは食べながら難しい話をするのは嫌いだ」

 パーマー「ごめんごめん。ちょっとノスタルジックに浸っちゃったね。さぁ、マイアラークの卵のオムレツでも食べようか!」

 ストロング「おお!人間良い奴!ストロングはこれは初めて食べるぞ!」

 

 

シンクホールを攻略せよ!

 一晩休んだ後、旅を再開した。グリーントップ菜園から西に進んだ先にシンクホールと呼ばれる場所を見つけた。そこにはデスクローがいたが難なく返り討ちにした。戦闘後、振り返るとストロングがいない。探している内に僕は足を踏み外して穴に落ちてしまった。

 気が付くとストロングがおり、同じく足を踏み外して一足先に穴に落ちたようだ。そこはレイダーやヤオ・グアイの死体があった。酷い臭いだ...。改造人間でもこれはキツイ。

 ストロングは特に気にしておらず、兄弟のキャンプの匂いがすると言った。まぁ、ミートバッグが沢山あって密室ならそりゃ慣れるよね...。その後、死体を貪るラッドローチを殺しつつ進むとフェラル・グールが2体と光りし者がいた。今にも3人がかりで攻撃しそうだったが、この密集さだ。僕は冷静にプラズマ・グレネードを1個投擲してまとめて殺した。いや~楽に終わって良かった!

 

マスフュージョン格納倉庫を調べよ!

 シンクホールを攻略した後は、ダークホロー・ポンドと呼ばれる場所に立ち寄ったが特に何も無かった。あったのはアタックドッグが襲い掛かってきたぐらいだ。

 霧が立ち込めていたので正確な位置は不明だったが、Mr.ガッツィーが勇ましく放送でゼネラル・アトミックス・ガレリアの宣伝をしていた。戦前のCMで流れており何となく聞き覚えのある名前だった。後で行ってみようかな?

 道なりに進むと戦前の格納庫を見つけた。そこはマスフュージョン格納倉庫という名前の場所だった。マスフュージョン・ビルと関係がある所かなと思ったがそういうわけでもなかった。しかし、放射線廃棄物が格納倉庫内にゴロゴロ転がっており、優良企業ではないのは明白だった。僕が知らなかっただけで戦前ってこういうのが多かったんだなぁ...。

 道中ターミナルをハッキングして覗くと、マスフュージョン格納倉庫の従業員の書き込みが3日分あった。7月13日の項目と8月4日と22日の項目だ。

 最初は7月13日の項目だ。34日続いた無事故の記録がレスターという名前の人物がバックするフォークリフトの後ろで転んだ事でゼロ日に戻ってしまった事を嘆く内容だった。幸い無事だったようだがこの書き込みからして不穏な雰囲気が滲み出てくるような気がした。

 次は8月4日の項目だ。会社の勉強会が2週間後に迫っており、フェルドという名前の人物から管理職は強制参加だと言われたらしい。平日に付き合うだけで大変な部下達を週末まで好きな振りをしなくちゃいけないのかと愚痴を零す内容だった。感想に困る内容だなぁ...。

 だが、その感想が吹き飛ぶ内容が8月22日の項目だった。危険物質の調査官がマスフュージョン格納倉庫で何か起きているか疑問を抱いていると察しており、フェルドに相談したら気付いたら「彼を排除しろ」と言われたようだ。出ていくようにではなく排除。そして、それを実行したようで、バレたら全員一生刑務所行きだと絶望していた。

 戦前でこんな事してたの!?いや、インスティチュートも同じような事やそれ以上の事をしてきたんだ。彼等だけ非難出来ない...。気持ちを切り替えて僕はセキュリティドアのロックを解除して進んだ。

 道中フュージョン・コアを入手しつつ、封鎖されている場所に入った。すると、ベニヤ板の下からフェラル・グールが現れた。もしかして危険物質の調査員!虫の息で生き延びた後にフェラル・グール化したのだろうか?それにしてもいきなりすぎる!僕はゼロ距離でアクセラレーターを撃ち込んで殺した。

 気を取り直して脱出しようとしたらマスフュージョン格納倉庫の従業員と思わしきフェラル・グールが襲い掛かってきた。あの中に管理職の人物やフェルドがいるのだろうか。まぁ、そうだとしても身から出た錆ってやつなのかな?

 僕もいずれああいう死に方をするんだろうけど、もう少しマシな死に方が出来るように反省しながら生きようと思い、マスフュージョン格納倉庫のフェラル・グールを殺していくのだった。

 

クアナポウィット湖を攻略せよ!

 霧が晴れてきたので休める場所を探そうと思った。戦前行った事はなかったけれどクアナポウィット湖が近くにあったのでそこでキャンプして泊まろうと考えたのだ。だが、そこは何か噂があったと思うけど何だったのかは思い出せない。気に留めてなかったからかもしれないけど、何だったかなぁ~。

 そこに向かう道中、マイアラークやベヒモスが襲い掛かってきた。ベヒモス戦では僕がアクセラレーターで足元を狙って弱ったところをストロングがボードで頭部をかち割る形で殺した。マイアラークは幼生も含め数が多いので分散して殺していった。

 そして、湖の近くに行くとPip‐Boyのガイガーカウンターがけたたましく鳴り出した。僕はストロングを待たせて潜ってみるとそこは放射性廃棄物がかなりの数で不法投棄されていた。お、恐ろしい...。噂っていうのは不法投棄の事だったのか...。

 そして、クアナポウィット湖の監視ステーションを見つけたので中に入るとターミナルがあったので覗いてみた。

 水質の状態の項目を見てみると、溶解水素以外は危険と判定されており、全体評価は有害だった。深刻なレベルでの様々な汚染で、この水の接触は人体への健康に危険を及ぼすとあった。改造人間になったから放射能の耐性は付いたけれど、何度も潜るのは避けた方がいいかもしれないと僕は思った。

 次は水質の事故報告の項目を見てみると、以下の3日分の記録があった。77年6月1日と25日の項目と77年7月4日の項目だ。

 最初は77年6月1日の項目だ。前回調査の頃から3倍に汚染レベルが増加。不法投棄が問題となっており、ゼネラル・アトミックス、サウガス製鉄所、コルベガ組立工場の廃棄物処理の管理について正式な調査を開始することが望ましいとあった。複数の会社で不法投棄、世も末だねぇ...。あ、もう終わってたんだっけ?

 次は77年6月25日の項目だ。局の要望により、再度水質調査を実施。汚染レベルは悪化し続け、湖を閉鎖し、正式な調査を開始するために釣り大会の禁止が望ましいとあった。一月も経たない内にこれって...。

 最後は77年7月4日の項目だ。釣り大会は結局開催され、水に触れた事により重度の疾病の報告が27件、ボートが1隻沈み、生存した2名の乗組員は放射能による重度の火傷の治療を受けた。そして、クアナポウィット湖は当面の間閉鎖されることになった。汚染レベルが桁違いだったって事ね...。本当に恐ろしいねぇ...。

 

人間の優しさのミルクへの第1歩

 安全を確認したのキャンプにしようと思ったら、ストロングは僕に話があると言った。彼は僕を尊敬すると言ったのだ。尊敬というものを覚えたと。僕は立派に戦い、自分を助けてくれるからだと。

 ストロングは話を続ける。スーパーミュータントは兄弟で、兄弟は皆分かち合い、人間のように独り占めしない。僕もスーパーミュータントみたいに分かち合えと言った。スーパーミュータントは戦い、殺し、話さない。僕も殺し、話さないからいいスーパーミュータントになれると評価してくれた。

 う~ん、スーパーミュータントになれないけれど、僕はもう人間じゃないし、改造人間で化け物であるのは本当だ。ストロングの思うようになれないけれど分かち合うことは出来ると思う。コモンウェルスの為に行動することが分かち合うに繋がると思いたい。

 スーパーミュータントになることはさておき、僕はストロングを尊敬していると答えた。彼は照れながら、自分は強いと言った。君の裏表のない言葉には嬉しく思う。これからもよろしくね。

 

 パーマー「ありがとうストロング。僕も尊敬しているよ」

 ストロング「勿論だ。ストロングは強い」