こんにちは。
今並行して読んでいる本が3、4冊あります。
なんかあれも読みたい、これも読みたいになってしまって気が散ってます笑
その中でも、自分に新たな価値観をもたらしてくれたものがあるので、少しそれについて書いてみたいと思います。
女ぎらい ニッポンのミソジニー 上野千鶴子さん著
NHKの100分de名著の中に、「100分deフェミニズム」という回があって、
そこに上野さんが出演されておりました。
真っ赤なショートヘアーで少し強めな方だなという印象だったのですが、
後半に今の社会におけるホモソーシャル、ミソジニーやホモセクシュアルについて言及する場面があり、以下のような発言をされておりました。
「男性にとって、最大の報酬はホモソーシャルの中での同性からの評価であり、パワーゲームから降りられないというのが男性の核にあると思う。
その中で女性がホモソーシャルのパワーゲームの中に全く同一化して全てを投げ出すのは、生活している身からすれば、はっきり言って愚かなこと。
組織に半身で関わるのが正気な選択だと思う」
これって、程度の差はあれ多くの人が共感するのではないでしょうか。
私はゲームからすでに降りてましたが笑、
上野さんの発言を聞いて、「ああ、半身で関わっていいんだ」とびっくりしました。
私の立場で考えてみると、
周りの女性の勤務医で少しも労働環境や境遇に疑問を抱かずに、辛いと思わずに働いている人って少ない実感があります。
いわゆる名誉男性的な立ち位置で、なるべく女性であることを言い訳にせず対等に頑張ろうと努力する一方で、女性である以上ライフイベントに人生の早い段階でむきあわざるを得なくなる。
また厚生労働省HPによると、内科系、外科系、泌尿器科、脳外科、整形外科は男性に比べ、女性の方が優位に希望する割合が低いとのこと。
この専門医を選択する時にも、優先度を考えるのに葛藤を覚えたりします。
その中で立派に働いていらっしゃる方がほとんどなので尊敬しかありませんが、自分のキャパと相談して社会への関わり方を決めていくのは自由だなーと改めて思いました。
少し話はそれますが、
最近自分のホルモン値の異常が判明し、
研修医開始以降感じていた体調の異変の原因だった可能性もあるので、
無理し続ける環境から一度身をひいて良かったかなと納得してます。
3月、4月中盤までは、今の自分の状況が思い通りにいってないことにかなり不安を覚えていたのですが、
思い通りにいかないからこそ
今まで考えも及ばなかったことを考え始めるきっかけになったし、
自分に期待しすぎずに自分がスッキリする生き方を探して行けばいいやと思えるようになりました。
もうとっくに皆さん気づいていることだとしたらすみません笑
自分の価値観が狭小なことを日々痛感しております笑
(白いツツジが大好きです)
ありがとうございました。