子どもに軽い気持ちで動画を見せたら、もっと、もっとと際限なく見たがって、困惑したという経験をされた方も多いのではないでしょうか。


私もあります。


依存も気になり、色々調べて考えをまとめてみました。


「なんかこれは違う。やばい。」

という直感を信じてみてはいかがでしょうか?



今まさに脳の神経回路を構築中で、使わない回路は刈り込まれ、よく使う回路は強化されます。

動くものを食い入るように見る、目が離せなくなるというのは、狩猟時代の本能だと思いますが、本能は無理に押さえつけずに自然に満たす、煽らない、自然界にない強すぎる刺激は避けることが大切だと思います。この脳の回路は、ちょうちょを追いかけるくらいで十分だと思います。

今はそこを煽ってくるものだらけで、それらをどれだけ防ぐかが親の大事な役割になってるいると感じます。

人生100年時代の今日、YouTubeの作り手はどれだけ多く長く見てもらえるか、今楽しめるかだけを考えて、子どもの20年後50年後の健全な発達育成は考えてないと思います。

スマホを制限しすぎることで逆に執着しないかという心配もあるかと思いますが、例えばテレビを全く見ない子が、TVをつけっぱなしの家に行き、初めてTVを見たら、流し見できずに釘付けになるかもしれませんが、それは刺激に対する感度が違うだけだと思います。

その家の子はTVの刺激では物足りなくなりさらに強い刺激を求めているだけかもしれません。

一人暮らしした時に結局好きなだけ見るようになったら意味がないと思われるかも知れませんが、幼少期に十分なスキンシップ、人と心を通わす喜び、外遊び、自然体験、感動体験、手指を使って何かを作るような達成感を味わう経験を積んでいれば、一時的にのめり込む時があっても、リアル体験の方が充実感が大きいと気づき自ら離れていくそうです。


依存に陥りやすい人は、自己決定の機会が少ない人、健全な人間関係を築けない人、依存対象以外に夢中になれるものがない人、生活リズム、生活習慣の乱れ、運動習慣のない人等です。親はそこを気をつけてあげたいです。


制限するのが疲れる場合もありますが、まだ自律心の育っていない年齢に、徐々に減らすとか、話し合ってルールを決めるとかは難しいので、スパッと止めるが一番手っ取り早いのではと思います。

自律とは自分で決めたことを自分で守る。

自律するには、先を見通し考える力+自制心+気持ちを切り替える力が必要です。

膝をつき、手を握って、真剣な眼差しで、事前にダメな理由を説明する。

親も子どもの前で一切スマホを触らない、スマホを見える場所に置かない。

泣き叫んだら、飛行機ビューン、ジャンプジャンプ等、スキンシップ、全身を動かす運動で気持ちの切り替えを促す。

水や小麦粉、米、野菜クズ、可能なら砂、土、泥等を使った感覚器官の発達を促す遊びをする。

手指を使って夢中になれるお仕事や遊びをする。

親が他のことで楽しそうにしている姿を見せる、等ができると良いですね。