今日たまたま情報番組を見ていたら、認知症について特集が組まれていました。

そこで、五感を鍛えることが脳の認知機能予防になると触れられていました。


高齢になって、脳の機能が衰えていく段階は、幼児期の脳が発達していく段階の、山登りの上りのルートと下りのルートのように同じ道を逆行しているように感じます。


モンテッソーリ教育の魅力はたくさんありますが、そのどれもが幼児期の脳の発達に則しているのがすごいと思います。


感覚器官が発達する幼児期に、五感を研ぎ澄ます教具にたくさん触れておく事は、五感に関する脳の機能を発達させ、五感を使うことを日常化することでさらに強化する、そのことは将来の認知症発症予防にもつながるだろうなと思いました。


感覚教具である、嗅覚筒や雑音筒、秘密袋など、普段、視覚に頼ることの多い感覚器官を、あえて視覚を塞いで他のひとつの感覚器官にフォーカスさせるように作られているところ(性質の孤立化)など、本当に良く考えられているなぁと思います。


自然の中で目一杯、五感を使って遊ぶこととを土台に、こういう教具に触れる機会がり、更に自然界にない強すぎる刺激を避けて幼児期を過ごすことができたら最強なんじゃないかと感じました。