今年2月に投稿した記事ですが、再投稿させていただきます。☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
eternalturquoiseblue様の本日の記事をリブログさせていただきます。
以下、同記事より一部を引用させていただきます。
(前略)
水道民営化によって起こるデミリットとして
水道料金が高くなる
水質が落ちる
などが挙げられていました。
具体例として、松山市は水道事業をフランスの水メジャーヴェオリアに買収されてしまい、それによって、短期間に水道料金が2.5倍になった、水がまずくなったなどの声が上がっています。
(中略)
アムステルダムを本拠地とする政策シンクタンクNGO「トランスナショナル研究所」所属の岸本聡子研究員は以下のような指摘をなさっています。
■フランスではむしろ水道事業は再公営化している
パリ市は1985年にシラク市長の時代に両社と25年間の契約を結び、水道を民営化し、パリの水道料金は民営化以降の25年で265%も値上がりした。この間の物価上昇率は70.5%だった。
その後パリ市は見直し作業を行い、2010年に再び水道を公営化した。
フランスでは2000年から09年までの10年間に再公営化が33件で。2010年のから激増し、2019年までの10年間で再公化は76件にのぼった。
創業の地であり、本社もあるパリでのビジネスを失った「水メジャー」。
近年、とつぜん日本で水道民営化の話が浮上することになったのは「新しい市場」として狙われたのではないか。
引用元:
なぜ日本で急に「水道民営化」の話が進んだのか 『水道、再び公営化!』 | BOOKウォッチ (j-cast.com)
■諸外国が再公営化を行った深刻な理由その2
コスト削減優先の民営化は、安全対策の手抜きを生んだ。
英国では1990年代に赤痢患者が増え、フランスでも未殺菌のままでは飲めない水が提供されるなどの問題が頻発した。
これに加えて、水道料金の高騰も各地で確認された。
民間企業である以上、採算がとれなければ話にならないので、公営以上に水道料金の引き上げは簡単に行われるため、例えばパリでは1985年から2009年までに265パーセント上昇した
Asanga Gunawansa, Lovleen Bhullar, Water Governance, p.378
世界の流れに逆行する日本―なぜいま水道民営化か(六辻彰二) - エキスパート - Yahoo!ニュース
「持続可能な水道事業の再構築」として、安易な水道事業の民営化しか思い浮かばなかったのか、結果的に水の安全までもが売り渡されかねず、実際、2020年に水質基準の見直しが行われて、農薬類の規制が大幅に緩和されていたようです。
(後略)
水道民営化とはこういうこと。
— はる (@tasogare_owls) January 31, 2024
わかっててやってる。
命の水を営利目的の、しかも外国企業に売り渡せば、国民を苦しめ命をも奪う結果になることをわかってやってるのですよ。 https://t.co/3C4iFJbgX3
外資系企業ヴェオリア・ジェネッツが浄水業務を受託する松山市の収支報告が「黒塗り」だらけで、利益部分を読むと大幅な黒字であることが判明。このような状況で市民に水道料金値上げの負担を求めるのはおかしいとたぶち紀子松山市議会議員が指摘。
『ヴェオリア社収支報告黒塗り問題(2023年3月8日)』
最後までお読みいただきありがとうございます。