昨年11月に投稿した記事ですが、再投稿させていただきます。☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

エホバの証人問題関連で最近気になった記事をいくつか貼らせていただきます。

 

【岸田首相「信仰あっても許されない」 エホバの証人「虐待」めぐり】

 

 

 

【エホバの証人の調査からみえてきた 深刻な児童虐待の実態 岸田首相「決して許されるものではない」と答弁】

 

 

【まさかこれほど多いとは…エホバの証人で多数の二世信者が性被害に、「抑圧が逆に性加害を誘発している」との指摘も】

 

 

(前略)

今回、エホバの証人における性加害問題を調査したのは、元2世信者が設立した「JW児童虐待被害アーカイブ」。インターネットを通じてアンケート調査を行い、159件の有効回答を得たという。

「信者から性暴力を受けたことがある」と回答した人は37人。そのうち35人は、被害を受けた時、未成年だった。被害内容を朝日新聞の記事から引用する。

《「衣服の上から、または直接身体を触られた」24件、「下着姿や裸を見られた・撮影された」11件、「唇や舌などを身体に当てられた」9件》

 

加害者が長老や援助奉仕者(奉仕の僕[しもべ])などの役職者だったと回答したのは半数以上の19人。被害当時の年齢は、就学前が7人、小学生が19人、中高生以上が9人だった。

 カルト宗教などの問題を取材するジャーナリストの藤倉善郎氏は「エホバの証人で性加害が存在しているという情報は以前から把握していました。とはいえ、率直に言って、これほどの件数とは思っていませんでした」と驚く

「エホバの証人における性加害の問題は、国も把握していたようです。昨年12月、厚生労働省は、児童相談所などを対象に『宗教の信仰と関係のある児童虐待』にどう対応したらいいかを示すQ&A方式の資料を配付しました。資料では宗教団体の名前は伏せられているのですが、事情に精通した関係者なら『これはエホバの証人のことだ』と推測が可能なQが明記されていたのです」

(中略)

キリスト教系の宗教団体では、絶対的な上下関係がハラスメントや性加害の温床になりやすい。これが欧米のカトリック教会で性的虐待事件が多発している理由でもある。

 なかでもエホバの証人は、独自に聖書を解釈し、婚前交渉の禁止など性に厳しい態度を取っている。公式サイトを見ると、《子どもを性犯罪者から守る》ことを重視していると宣伝しているほどだ。

「エホバの証人は教義で禁欲的な態度を求めているため、その抑圧が逆に性加害を誘発しているという側面もあるとは思います。ただ、『教える人』と『教わる人』という上下関係が最も大きな背景でしょう。そのためエホバの証人では、宗教的に指導する側の者でなくとも、単に先輩というだけで後輩に性加害に及ぶケースが今回の調査から浮き彫りになりました」(同・藤倉氏)

(中略)

エホバの証人では、信者が一般企業に勤めていたり、2世信者が普通の公立学校に通ったりと、非信者と同じような生活を送っていることも珍しくない。

 だが、社会で自由に行動することは、教義などによって許されていない。その点において、信者は社会と隔絶している側面がある。

「今回の調査結果で、エホバの証人の信者が社会と隔絶した生き方を強いられていることが改めて浮き彫りになりました。社会と隔絶していたからこそ、長年の間、性加害の実態が明らかにならなかったのです。その結果、被害者のケアも放置されてしまいました」(同・藤倉氏)

 朝日新聞の記事によると、被害について通報や相談をしたかという設問に対し、「誰にもしなかった」が最多で21件に達した。勇気を出して相談しても「2人以上の目撃者が必要」と言われたこともあったという。

(上記記事より引用)

 

 

【ものみの塔による子どもたちへの虐待・人権侵害について】(2017年1月の記事です)

ものみの塔協会は、1964年から長い間にわたり、ものみの塔の信者であるエホバの証人(JW)の親たちに、子どもたちにムチなどの体罰を行うよう指導してきました。(詳しくはこちらの「エホバの証人2世の体験談」のページをご覧ください)
しかし、1993年11月に広島で起きた虐待死事件( http://www.jwic.info/abuse.htm )以降、急に上層部は体罰を強要しなくなったため、エホバの証人の間でも次第に表面上は鞭打ちを行わないようになってきておりました。

 

しかしながら、当ホームページを作成した2014年の時点でも、信者が幼い子どもに対して鞭打ちを行なっている、信者をやめようとする若者に対して信者である親が暴力をふるっているといった情報を聞いておりましたので、水面下ではまだ子どもたちに対する虐待が行われている状況でした。

(中略)

言葉を変えて批判をかわそうとしているようですが、その本質は今も変わっていません。だからこそ、「伝道中、きつくて座りこんだ子どもを、家に帰ってから手足を縛り浴槽に投げ込む」、「集会中ではなく、自宅に帰ってからムチを行うよう指導する」といった事態が起き続けているのです。

(中略)

ものみの塔が、信者の子どもたちに対して行なってきた人権侵害は、身体的虐待を指導してきたことだけではなく、組織の活動を優先できるように大学に進学しないよう、また正社員の仕事に就かないように圧力をかけていることや、子どもたちを性的虐待から守ってこなかったこともあります。

ものみの塔が性犯罪を行う信者を組織的にかくまってきたこと、証拠隠滅が日常的に行われていること、被害者たちを排斥にするなどして口封じをしてきたこと、また組織にとって都合の悪い情報が信者の耳に入らないよう、排斥者や断絶者に対して忌避行為を行っていることなどは近年ますます明るみになっており、ニュースでも報道されています。
(詳しくは米国テレビ局のJW特集の日本語訳書き起こし文や、ものみの塔による児童性虐待隠ぺいに関するCNNニュースの日本語訳書き起こしキャンディス・コンティ裁判に関する米国ABCニュースをご覧ください)

 

また、エホバの証人の子どもたちは、乳幼児期から繰り返し性的な言葉を聞かされたり言わされたりしてきましたが、これも大きな問題だと思います。
ものみの塔は、信者たちに対して自慰行為や婚前交渉を禁止している一方で、乳幼児期から性的な内容の話を繰り返し聞かせたり、出版物の挿絵で性を意識させるような絵を見せてきたりしたために、小児愛者を含む性的倒錯者を多く生み出してきてしまったのだと言われています。
さらに、乳幼児を含む子どもたちに、「エホバの証人以外の人たちは悪魔サタンの支配下にある」と刷り込んできたこと、信仰を強要し、組織から離れられないようにしてきたことも心理的虐待だと思います。
「​恐れ​て​は​なり​ませ​ん」と命令しつつ、迫害やハルマゲドンについての話を聞かせたり、残酷な挿絵を見せ、エホバのためには死をも厭わない姿勢を強要してきたのです。
またものみの塔は、子どもたちを「エホバの懲らしめと精神の規整」とをもって育てるよう信者の親たちに指示し、子どもたちが教団の教え通りに振る舞わない場合は、エホバの名前を出して何としてでも教団の教えに従わせるように育てるよう刷り込んできました。そのため、信者の子どもたちは自分の本当の気持ちを言ったり自由意志を持つことは許されませんでした。ものみの塔の教えに疑問を持たず、どんなに非人道的な教義でも従順に従う「羊」になるよう、信者の親たちは教団の教え通りに子どもたちを訓練していました。

(後略)

(上記記事より引用)

 

 

エホバの証人の子どもたち関連の本

『よく宗教勧誘に来る人の家に生まれた子の話』

 

 

『カルト宗教信じてました。』

 

『カルト宗教やめました。』

 

 

『エホバの証人の子どもたち – 信仰の子らが語る、本当の姿』

 

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

 

 

 
 
 

特にお読みいただきたい過去記事一覧はこちらです。