昨年7月に投稿した記事ですが、再投稿させていただきます。☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

ナカムラクリニックさんの本日の記事が興味深かったので、シェアさせていただきます。

数学の小テストで0点を取ったことがある私にも、希望が見えてきました(*´ω`*)

 

 

以下、同記事より一部を引用させていただきますが、ぜひ元記事をお読みいただけたら幸いです。

 

(前略)

胎児アルコール症候群(fetal alcohol syndrome)というのをご存知ですか?


妊婦は生活習慣に重々気を付ける必要があります。

食事に含まれる農薬添加物はもちろん、皮膚に付着するもの(シャンプー、化粧、歯磨き粉、日焼け止め、ヘアスプレーなど)に含まれている化学物質もすべて胎児に影響します。

赤ちゃんに「抗体のプレゼント」などといって妊婦のコロナワクチン接種を勧めていた医者がいたように、ワクチンの成分も胎盤経由で赤ちゃんに届きます。

 

では、妊娠中の女性が酒を飲めばどうなるか?アルコールは胎児にどのような影響を与えるか?


微量であれば大して問題はありません。

アルコールの大半は肝臓で解毒されるので。

 

しかし、妊娠初期に妊娠していることに気付かずに大酒を飲む女性もいるだろうし、あるいは、たとえ妊娠に気付いたとしても禁酒しようとしない自由奔放な女性もいる。


すると、特徴的な顔をした赤ちゃんが生まれます。

(写真)

一見、可愛らしい普通の赤ちゃんに見えるだろうけども、医学的な目線で見るとこの4人の赤ちゃんは、いかにも典型的な胎児アルコール症候群の顔をしています。

 

具体的には、まず、人中がない。人中(philtrum)というのは、鼻の下の2本の縦しわのことです。

あと、上唇がうすい。さらに、眼瞼裂の長さが狭い

(中略)

胎児アルコール症候群について、細かい特徴を言い出せば、他にも、鼻梁が低い鼻が上向き頭周囲が短いなどたくさんあるけど、要するにすべて、妊娠中のアルコールの影響です。

 

こういう赤ちゃんを減らすためにも、妊娠中のアルコール摂取がいかに危険であるか、妊婦に周知徹底する必要がある。


しかしここでの問題の核心は、「分かっちゃいるけどやめられない」ということです。

(中略)

要は、環境の重要性です。

アルコール自体が持つ依存性、それは確かにリスクにはなり得るでしょうが、それが原因で必ず破滅するかというと、全然そんなことはない。

周囲の環境という社会的要因のほうがはるかに大事だと思われます。

(中略)

たとえば、「頭の良さは作れる」ということをご存知ですか。

こんな実験があります。栄養と知能指数の関係ということで、1960年の論文です。

(中略)

学生351人に協力いただいて、血中ビタミンC濃度を測定します。

高い人、低い人、いろいろいます。

この血中ビタミンC濃度とIQに相関があるかどうか、を調べるのが今回の実験の目的です。

 

しかし、IQには世帯収入とか親の教育歴が影響しているかもしれない(交絡因子)。

そこで、世帯収入と親の教育歴でペア化して、血中ビタミンC濃度とIQの関係だけを純粋に比較できるように調整した。

 

すると、高ビタミンC群の平均IQ=113.22、低ビタミンC群の平均IQ=108.71となった。これは統計的に有意、つまり、偶然こうなったわけではありません。

よって、「血中ビタミンC濃度が高い人は、親の年収や学歴とか無関係に、IQが高い」ということが言えます。

 

この研究がおもしろいのは、さらなる介入を行っているところです。
「血中ビタミンC濃度が高い人が頭がいいのなら、逆に、血中ビタミンC濃度を高めることで頭がよくなるのではないか」という仮説を立てて、その仮説を検証した。

つまり、被験者に6か月間オレンジジュースを飲ませた。血中ビタミンCを高めてやろうというアプローチですね。

 

するとどうなったか。


半年飲み続けた結果、もともと血中ビタミンCが高かった群では、IQの増加はごくわずか(+0.02)だった。

 

しかし、低ビタミンC群ではIQが、なんと、+3.54増加した

これは統計的に有意な数字です。

つまり、偶然こういう変化が起こる確率は5%もないということです。


これ、すごいことです。

単にオレンジジュースを飲み続けるという、ただそれだけのことを半年続けただけで、IQが上がってしまった。

要するに、「頭の良さは作れる」ということが実証されたわけです。


ただし、IQが増加したのは血中ビタミンC濃度が低かった人だけ。

いわば、ビタミンC欠乏性IQ低下症の人には効果があったということで、すでに血中ビタミンC濃度が高い人では効果はないのですが。


この研究、さらに追跡を続けます。

被験者をさらにもう1年追跡して、血中ビタミンC濃度とIQの関係を調べた。

 

その結果分かったことは、血中ビタミンC濃度が50%上昇すると、IQが3.6上昇する

そういう直線的な増加を示すことが分かりました。

このことから何が言えるのか?

 

いろんな結論の引き出し方があるだろうけど、IQというのは、単に、栄養状態の反映に過ぎないんですね。

 

だって、オレンジジュースで変わっちゃう程度のものなんだから。

 

(上記記事より引用 こちらで改行の調節、及び太字部分を赤字にさせていただきました)

 

 

美味しいオレンジジュースが飲みたくなりました☺

 

 

 

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

 

 

 
 
 

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