昨年3月に投稿した記事ですが、再投稿させていただきます。
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『医療大崩壊』を読んでいたら、また新たな医療の闇を知りました。
よく「有名大の著名教授に執刀してもらうから安心…」という人がいます。
これは、まさにコッケイなかんちがい。
実は、有名な名医や著名な教授の診察を受けて、仮に『執刀の約束』を取りつけたとしても、そんな約束は当てにならないそうです。
「だいたい全身麻酔をかけられてしまえば、じっさいに誰がメスを握っているのか、患者にはわかりません」(近藤誠医師)
じっさい、近藤医師の知り合いの外科医は、有名教授の”代理”で執刀していた、と明かしています。
まあ、影武者みたいなものですね。
「患者の家族は、教授が手術に入るところを見ているので、教授がすぐに出ていくと、教授が執刀していないことがバレてしまいます。そこで、教授も含めたスタッフ一同、手術室でブラブラしながら時間をつぶしていた…」(近藤医師)
こうなると、安手のテレビドラマも顔負けです。
「テレビで”神の手”などと持ち上げられていた血管外科の教授が、手術室でゴルフクラブを振り回していて、モニターか何かを壊した、というニュースもありました」
「なぜ、手術中にクラブを振り回していたのか。それは部下が手術をしていたからでしょう。”神の手”を持つ教授はヒマだった…」(同)
このように有名教授が、部下に手術を代行させるのは、日常茶飯事なのだそうです。
紹介状をもらい、高い”謝礼”まで包んで、”神の手”にすがり期待する患者と家族は、まさに知らぬが仏です。
「部下の医師らが、なぜ寝る間も惜しんで働くのかといえば、教授のもとで手術の腕を磨きながら専門医の資格を取得し、論文を書いて博士号を取り、この世界で活躍したい、と考えているからです」
「多くの部下を抱えている有名な教授ほど、手術をさせてやることをエサに人を集めている、という可能性もあるわけです」(同)
開いた口が塞がりません…。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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