2022年4月に投稿した記事ですが、再投稿させていただきます。
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船瀬俊介氏のご著書『テレビは見るな! 新聞は取るな!』。

すごいタイトルですが、読んでいたら目から鱗が落ちまくり、どうしてそのような主張をされるのか、その意味がよく分かりました。

 

テレビは見るな!新聞は取るな!

 

 

この本の中で、リニアについて出てきたのですが、リニアモーターカーを楽しみにしていた私は、とても衝撃を受けました。

 

『リニア亡国論』という本を書いた。

ぜひ、手にとってほしい。この愛する日本を救うためにも…。

リニア中央新幹線計画は、壮大なるプロジェクトだ。
東京と大阪を1時間で結ぶ。

総工費は9兆円。まさに、”夢の超特急”だ。誰しもが、そう思っている。

しかし…あなたは、不思議に思わないか?
マスコミで、このリニア計画が話題にのぼることはいっさいない。

テレビも新聞も、さらには政府でさえも、リニアの”リ”の字も口にしない。書かない。

その理由を、これから明らかにする。

リニア計画は、まさに壮大なるペテンだったのだ。それは言いかえると、壮大なるブラック・コメディだ。

だから、新聞、テレビは、一言もいえない。一文字も書けない。

わたしは、リニア告発本のタイトルを「亡国論」とした。

これは、おおげさでも、なんでもない。
リニアを止めないと、クニは滅びる…。

(『テレビは見るな! 新聞は取るな!』より引用)

 

 

「そんなバカな!わざわざ大金を使って、国が自国を滅ぼすようなことをするはずがない!」と思いましたが、読み進めていくうちに、あまりの内容に絶句しました。

 

船瀬氏によると、リニア計画には10大欠陥があり、どれ一つとっても致命的だといいます。

  1. 乗客に4万倍の発ガン電磁波…リニア最大の恐怖は、猛烈な発ガン電磁波の被ばく。
    推進側は、ひたすら電磁波被ばくの実態を隠してきたが、明らかにされた資料では、乗客は安全基準(1ミリガウス以下)の4万倍もの電磁波を被ばくする
    恐ろしいのは、その発ガン性がリニアを降りたあと、1年、2年…と続くこと。
    「1日、強い電磁波を浴びると、体内ガン細胞の増殖スピードが24倍に増加する」(米、フィリップス報告)
    リニアは超高速の”発ガン装置”なのである。
    発生する致死的電磁波を防げないため、他国は実用化を断念した。世界でリニアを開発しているのはいまや日本だけである。

     
  2. ”クエンチ”で乗客火ダルマ…だれも知らされていないが、電磁波被ばく以上に、リニアには致命的欠陥がある。
    それは、超伝導磁石が突然磁力を失う”クエンチ現象”。その原因はいまだに不明であり、対策も不能
    この謎の”クエンチ現象”が、宮崎や山梨実験線で少なくとも14回起こっている
    「この”クエンチ”がいかに恐ろしいか。
    リニアの全路線の9割はトンネルだ。
    それも、南アルプスの頂(いただき)から3000メートルも地下の暗黒の世界。
    そこを時速500キロで疾走する。
    その瞬間、”クエンチ”が起きたらどうなる?
    リニアの車体は尻もちをつき、跳ねて、側壁にぶつかる。
    すさまじい摩擦熱で火花が走る。
    一挙に車体は炎上する。
    一瞬で乗客は火ダルマに包まれる。
    約1000人の乗客は火災地獄で苦悶死する
    。」
    (同書より引用)

    実は、リニアは鉄道法にも違反している
    同法には、「鉄道車両規則」が定められていて、鉄道車両は万が一の事故を防ぐため、材料にも厳しい基準がある。
    カーテンから窓枠まで、燃え難い材料が使用されなければならないという。
    鉄道法にのっとれば、車両は堅牢な鉄製でなければならないのだが、そうすると重量が増し、リニアが浮き上がらないため、アルミと軽量プラスチックを使用している。

     
  3. 暗黒トンネル逃げ場がない!…リニアの9割はトンネルだ。それも南アルプスの堅い岩盤を掘って造るという。これ自体が狂気だ。しかも、避難トンネルがない
     
  4. JR東海社長が「破綻します」と公言している…JR東海社長、山田佳臣(よしおみ)氏は記者団を前にして「…リニアは絶対ペイしない」、つまり、「まちがいなく破綻する」と公言している。
    ちなみに、JR東日本の社長も「オレは、絶対乗らない」と言い切っている。「事故が起きれば死骸も出てこねぇよ」。
    南アルプス地下トンネルで、リニア火災が起きれば、死体も燃え尽きてしまう。

     
  5. 中、仏すでに時速500キロ列車走行…「時速500km」の超高速こそ、リニア最大の売りである。しかし2011年の段階ですでに中国は時速500kmの超高速列車を開発していた。フランスも同国新幹線TGVで、なんと最高速度574,8kmを達成している。
    さらに、専門家は「『のぞみ』も台車を3つにすれば、軽く500kmで走れる」と断言する。

    「つまり、中国、フランス、『のぞみ』、どれもが地上列車で500km走行は可能なのだ。
    だったら、リニアいらねぇじゃん!
    子どもどころか赤ん坊でもわかる。
    陸上列車で時速500km出るなら、日本アルプスの山を延々と掘ってリニアを通すなど、愚の骨頂である。
    現行の「のぞみ」ですら、軽く450km走行は可能なのだ。
    しかし、200km台でチンタラ、タラタラ走っている。
    その理由は、『のぞみ』で500km走行可能とわかってしまうと、"リニア利権が迷惑"するからだ。」
    (同書より引用)

     
  6. 消費電力は新幹線の40倍!…リニアは新幹線の40倍も電気を食うため、運行させるには、新たな原発が2基必要だという。
     
  7. コストは大爆発、日本は沈没する…政府・推進側は、リニア建設費を9兆円と公表している。しかし、識者はだれひとり、そんな数字を信用していない。公共事業は、当初予算より膨らむのが”常識”だ。

    「映画『黒部の太陽』をご存知か。
    黒部第四ダム建設陣の悪戦苦闘を描いた傑作だ。
    そこで、工事担当者が直面したのが破砕帯だ。
    がれき断層から重機を吹き飛ばすほどの勢いで地下水が噴出。
    一つの断層帯で工事は半年以上ストップしている。
    そのような破砕帯が何十と待ち構えている。
    工費は底なし沼のように吸い込まれていく。
    つまり、コストは大爆発。
    経済破綻で日本は沈没する。」
    (同書より引用)

     
  8. アルプス自然破壊で産業も崩壊…日本有数の観光地である南アルプスの地下に長大なトンネルを穿(うが)つ。
    破砕帯に穴をあける。
    水源を絶たれた渓流は涸れ、樹々も枯れる
    野生動物も死滅する。
    大井川などの水脈も枯れる
    すると、農業、工業など、河川域のすべての産業が影響を受ける
    静岡県知事が、身体を張ってリニア工事の着工を阻止しているのも当然である。
    一部の市民や自然愛好家たちも、裁判に訴えて、リニア反対を叫んでいるが、新聞やテレビがこのようなリニアの本質をまったく伝えないため、ほとんどの国民は知らない。リニア問題に触れたらヤケドするので、リニアの”リ”の字も口にしない。

     
  9. 名古屋までリニアも1時間40分?…東京から名古屋まで、リニア開通予定は2027年。
    船瀬氏の試算によると、実際にリニアに乗って東京から名古屋まで行こうとした場合、(ルートの説明の詳細は割愛するが、リニア新駅が深い地下にある、などの事情やその他移動や待ち時間などを含めると)なんとリニアでも、「のぞみ」と同じ1時間40分かかるという。
    さらに、専門家によると「リニアには、手荷物検査が不可避」だというから、さらに手荷物検査で時間を食う。

     
  10. 運転士がいない!…「のぞみ」など新幹線には、当然ながら運転士がいる。事故や異常に対応するため、運転士は不可欠だ。しかしリニアにはいない。

    「運転士への強烈な電磁波被ばくを避けるためだ。
    発電設備に勤務する労働者に白血病が38倍も多発している。
    リニア車両で被ばくする発ガン電磁波は、ケタ外れだ。
    まず、労組が乗車勤務拒否する。
    それを見越してJR東海は、無人としたのだ。
    彼らの頭の中には、乗客の安全という発想はない。
    ではいったい、誰が運転するのか?
    コンピュータが操作する。中央本部から、すべての運行を制御する。
    しかし、コンピュータ・システムに不具合はつきものだ。
    バグ、フリーズ、停電さらにはハッキング…。
    暗黒のトンネルで事故が起きても、肝心の運転士がいない
    いったい、誰が、どう対応するのか?
    じつは、JR東海も、そこまで考えていない。
    あとは野となれ山となれ…なのだ。」
    (同書より引用)

     

「今すぐ抗議の電話をしてほしい」

このように、リニア新幹線の構想は、正気の沙汰ではないそうです。
船瀬氏は次のように書かれていました。

いまも彼らは南アルプスを掘っている。
建設残土の捨て場所すら決まっていないのに…。

見切り発車で、亡国プロジェクトは、暴走している。

止めるのは、あなただ。
まずは、政府(国土交通省。TEL:03-5253-8111)とJR東海(TEL:050-3772-3910)に「リニアを止めろ!」と抗議の電話をしてほしい。

その根拠として、これまで述べた「リニア10大欠陥」をあげてください。

彼らは、一言も反論できないはずです。

クニを動かすのも、救うのも、主権者であるあなたなのです。
(同書より引用)

 

最後までお読みいただきありがとうございます。