日曜日、仕事帰りに市の図書館に寄った。
借りたい本は1冊。
どこの場所に置いてあるのかも分かっている。
ただ、貸出中の確率が
私の中では99%というところだ。
神様どうかありますように…
心の中で念じながら、普通に、
静かに、焦らず、ゆっくりと
目的の棚に近寄っていく。
その棚の裏側の左下に確かある。
そこを右折すればもうそこに…
!?…人が…2人…
手に2冊の本を持ち話している。
あぁぁ…
私の本が…
(私のではありません😅)
ご高齢の男性が、職員の女性に
そのシリーズの本をどれから読んだらいいのか訪ねていたのである。
男性の手には長岡 弘樹さんの
『教場』と『教場・2』が!
そして女性の手には
『教場・0』が!!
(それはね💦それはね、教場が1だから1・2を先に読んで、0へと続くんだよ、10日からテレビで始まるのは0だから、先ず1・2を借りて行けばいいんだよ、0のあとにも何冊か出てるから続くんだけど、ここの図書館には置いてないよ💦💦)
心の声とは裏腹に、
お二人に丁寧な言葉遣いで説明し
「私に1冊、0を貸して頂けないでしょうか😊✨」と繋げた。
(嘘は言ってないし、おじいさん3冊独り占めしないで私に1冊譲って下さいな、お願いします!)
職員の方の「お詳しい方がいらして助かりました」のお言葉を頂き、
めでたく『教場・0』を手渡された。
男性には2日で読み終わって返却するので、その後直ぐに借りてくださいとお願いした。
帰りに同じエレベーターになり、
この作家さんは初めて読むとのことで、私はテレビドラマも面白いから是非見てねとネタバレにならない程度に熱弁をふるった。
趣味や趣向が同じ人と話をするのは楽しいものである。
しかしお節介にならない程度に留めておかなければ台無しになってしまう。
それにしても、よくペラペラと喋れたものだと思う。
どうしても取られまいと
焦ってた気持ちがバレていなければいいのだが…。