昔、ある男性から聞いた話。
「デートに大きな重たそうなバッグで来る女性はちょっとなぁ…」
うんうん、わかると頷いた記憶がある。
デートはさて置き、どうだろう今の自分は。
最近は背中にひとつ背負って
両手を空けたいのか
まだ両手に持ちたいのか…
リュックとエコバッグ風な袋持ちの
スタイルになってしまっている。
しかも中身は
もしもの時のアイテムのフルセットでパンパンである。
例えば紙類だとティッシュペーパー
除菌ウエットティッシュ
汗取りウェットティッシュと
3アイテムもある。
化粧道具一式
ドリンクボトル２本、お弁当
制服、財布、スマホ、薬…
もしもの時って…。
心配事の９割は起こらないという
本のタイトルに目が行き
手に取って少し読んだこともある。
わかってはいるけど滅多に起こらないから
もしもなのだ。
紙類だってただのティッシュペーパーひとつでいい。
どこに行っても除菌スプレーは置いてある。
水も飲みたくなったらコンビニで買えばいいし
コーヒーショップで美味しいものを飲めばいい。
エコと節約の間で揺れている。
そこに怠惰も存在する。
歳を取った分だけ危険な目？にも沢山遭ってるから
もしもが渋滞してくるのである。
最近流行りのポシェットと杖だけのご高齢のカップルを見た。
また、ポシェットだけとスマホの手持ちのカップルを見た。
2つのカップルに共通していることは
もしもの時に頼れる人がいる。
頼ってもいいかなという信頼があるからなのかもしれないと
勝手に想像している。
幸せなことだな。
身軽で相手に飛び込んでいける若さが欲しい。
全てを預けられる安心感が欲しい。
だからといってそうでない人が不幸だなんて思わない。
自分もそこそこ幸せではある。
ただ、ただ、手荷物を減らしたい。
道で偶然知り合いに出会った時に
スマートな自分で在りたいと思う。
スマートに生きたいと思う。
人生最大の断捨離をしたはずの私だが
まだ本当の意味では完了していないようだ。
マイファミリー🪴
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🌱フィカス（ルビー）
