西国観音三十三所の第一番 

那智山 青岸渡寺

 

和歌山県東牟婁郡那智勝浦町にあり、

那智大社と隣接。かつては神仏習合の一大修験道場を確立していたが、

明治時代の神仏分離により区別されたのだろう。

 

裸形上人の開基。

仁徳帝の御代(313~399年)にインドの僧である裸形上人が熊野浦に漂着され、

那智の滝にたどり着き、厳しい修行を重ねるうちに、観世音を感得したとの言い伝え。推古天皇時代(593~628年)の世に、勅願所となり堂宇が建立され、大和から生仏上人が入山して如意輪観音を安置された。

 

花山法皇が3年間参篭し、ここを第一番として西国三十三所観音を巡礼したことにはじまる。

 

現在は『紀伊山地の霊場と参詣道』としてユネスコの世界文化遺産に登録されている。

 

20代のころに、K田君が勝浦の漁港で写真を撮りたいということで、

この辺りにやってきたのが初めてだろうか…

当時はコンクリート製の三重塔がなんだか嫌らしいと思った記憶がわずかに残る。

 

次は2017年頃か… 石段を必死な思いで汗だくになりながら登った記憶が鮮明に残る。

 

そして今回は2023年10月9日(月)祝日

 

前回の経験で近くまで行ける駐車場があることを認識しており、今回は老夫婦もいることからためらうことなく駐車場を利用。

雨もかなりの本降りとなっていたので大変助かった。

 

三重塔と那智の滝を望む風景は美しい。

しかし今回はかなりの雨量のため、残念ながら写真を撮る余裕がなく、

載せられるものがない…

 



 

 

隣接する那智大社は熊野三山の一社として

神日本磐余彦命(かむやまといわれのひこのみこと)の東征を期限としており、

異なるいわれを持つ。

また那智の滝は那智大社の別宮として、また飛瀧神社のご神体でもある。

 

 

御朱印を授かり、昔からお土産として定番の『那智の黒飴 那智黒』を買って次の目的地に向かった。