チコちゃんはドラマが好きで、一度好きになると同じドラマを何度も何度も何度も見る
コウノドリ(1st&2nd)、グッドドクター、そして僕らは奇跡でできている。
それぞれ30回以上は見ている
知らない方のために少し説明すると、
高橋一生さん演じる、相河一輝は大学で、動物の行動を研究する”動物行動学”の講師。
大好きな生き物のことになると周りが見えなくなるほど没頭する一方で、そのほかのこと(時間を守る、人の話を聞く、空気を読む)は全くできないかわりもの。(多分何らかの発達傾向があるんだけどそれはドラマ内では明言されませんでした)
まっすぐに、「好きなことならやればいい。やらなきゃと思うならやらなければいい」という一輝くんに、周りも少しずつ影響されて…というお話です。
今日たまたまチコちゃんが見ていたのはその中でも私が一番好きだった回。
小学生の男の子(勉強が苦手。絵と動物が大好き。一輝くんのお友達)と、そのお母さん(シングルマザー。息子が大事だけど、息子が普通ではないと思われること、勉強をしないことに不満)が喧嘩をして、一輝くんの家に男の子が一泊します。
お母さんは「どうしてできないの。がんばらないと。できるようになってほしいから言うのよ」といいます。
一輝くんは泣き出した男の子に、「僕は君のすごいところを100個言える」と言います。
その会話を横で聞いていた、世の中ではできる女、成功している女性にあたるような歯医者の先生がいます。
彼女は、でも、「こうでなければならない」「人からこう思われている自分を崩せない」「やらなくっちゃ」でいっぱいの人でした。
一喜くんは、彼女にも言います。
「僕、先生のすごいところも100個言えます」
時間を守ります。
歯の治療をします。
歯をきれいにします。
クリニックの院長です。
会ったとき『こんにちは』って言ってくれます。
そこで先生は遮ります
「ちょっと待ってください。それって誰でもできることですよね?」
一輝くんは言います。
「誰でもできることはできてもすごくないんですか?」
そこで先生ははっとして、自分で自分のすごいとこをちいさいことから大きなことまで一つずつ、並べていくことができるようになります。
ついつい、できないことに目が行って、「あれができてない、これができてない」と言ってしまうけど、
特に、自分のことだと、そう思ってしまうけど、
できること。小さくても当たり前でもできること、「できてる」ってひとつひとつ認められるように過ごしたいなぁとドラマを見て改めて思ったのでした。