もう一度 3年前に戻れるとしたら
モリはどうしたい?
と聞いたら
「早稲アカをリタイアしないで
偏差値55以上 取れるようにして
中大附属と法政附属を受ける」
と豪語していました。
二校とも 見に行ってもいないのに。
えらい具体的です。
何が悔しいって
熱望校を受験できなかったことよりも
自分が不動の偏差値40台だったことらしくて。
受験勉強真っ最中は
模試での多少の偏差値の上下を気にしてはいたけれど
他の人と 自分の偏差値を比べたり
自分の低偏差値を気にするなんてことをする子ではなくて
最後までマイペースに過ごしていたので
終わったあとにそんな気持ちになるなんて
へぇ、意外だな と思いました。
こどもって
モリに限るのかもしれないけれど
6年生の2月1日を意識しながら
うーん、なんていうのかな
語弊があるのは重々承知で
だいぶ先の納期(受験日)を気にしながら作業(勉強)って
なかなかイメージ難しいよねって思います。
だって
私が小学生の頃は
一年間って ものすごく長くて
例えば
新年度すぐの5月に、年度末の2月のことを考えて行動なんてしたことなかったし
想像すらできなかった。
モリは、きっと 受験が終わって
初めて 受験の全体像が見えたのだと思います。
親から見れば
早稲アカで3年間過ごすことはモリには色々な意味できつかったと思うし
マイペースなモリが、マイペースにたどり着いた学校がぴったりだと思うし
モリは どんなルートでも 四谷で偏差値55だなんて 結局無理な話だし
もっと言えば
3年生から受験を考えて勉強を始めて やっとの思いで決まった進学先は
中学受験せずに高校受験でチャレンジしたなら絶対に受かる自信がありません。
これから、新生活がスタートしようとしています。
定期テストとか、絶対に真面目に取り組まなそうで
今から不安が一杯ですが
本人は
入学式で 新入生代表の挨拶を頼まれたらどうしよう
ちょっと 恥ずかしいし
断ろうかな
という まるでトンチンカンな心配をしています
6年間は 長くて短い。
6年後、モリはどんな気持ちで もうすぐ高校を卒業する自分を見つめているのでしょう。
これからの 6年間が 実りある有意義なものでありますように。
モリの受験を見守ってくださった皆様、
ありがとうございました。
受験の回顧録はこれでおしまいです。