2月3日のお話し。

 

T中学校受験当日。

学校へ近くなるに連れて、同じ方向へ向かう親子が増えて行きます。

息子は早めに着きたい。と学校には30分ほど前に着きました。

2月1日の半分位の人数ですが随分と少なく感じます。

 

門をくぐった途端に気温が変わったかのような落ち着いた、冷静な、静かな空気。

おとなしくはあったけれど、穏やかではなく、例年になく暖かい日だったにもかかわらず、

暖かさを感じない、太陽がサンサンと降り注いでいるのに、まだ真冬の朝のような

冷たく張り詰めた空気でした。

子供たちは皆、幼いながらも端厳と見え、自分の意思でここに立っている堂々としした

佇まいでした。

 

1日と何が違うのか。。

 

そう、

親子で寄り添ったり、会話をしている人がほとんどいませんでした。

 

ここまで来たら、言うことはないよ。

と言わんばかりの親と子の背中。

親子で手を握りあうとか、最後に年号を確認するとか、手を繋いで向かうとか

そう行った姿は一切見られず、それはもう子供自身が堂々たる姿でした。

 

それもそうです。

今日は2月3日。

2月1日、2日と必ず名門校の合格を確信して来た子の集まりです。

親も子も、今更話すことなどありません。もう試験に向かうのみです。

 

それはとてもK中学とは対照的で、静かに燃えたぎる青い炎のようでした。

 

係員に書類を提出すると、後ろ姿を写真に収める親御さんが少し、

見送った後、そのまま門を出る親御さんが多かったです。

(まあ、場所が狭いのもあったのですが、、)

 

余談ですが、T中学、我が家も含め早めに着いたのですが試験開始ギリギリまで

外で立ったまま待たされたようです。

例年より暖かいとはいえ、陽当たりのよくない場所でずっと立って待っているのは

辛かったようで、、、カイロを握りしめ「早く〜」と待っていたようです。

 

教室に入ってからも、暖房の効きが悪かったらしく、来年以降受験される方は

暖かい格好で行かれる事をおすすめします。

 

 

↓昨年の今の時期に息子が取り掛かっていた教材。

 

 

 

 

 

 

次回は青い炎の戦いの後迎えに行った話です。