昨日(2023年6月27日)夕方、立川市のHPに、またオスプレイ飛来の情報が掲載されました。

2月に訓練が始まって以来、4度目の飛来となり、前例通りの前日予告です。

5月~6月と飛来がなかったため、「これまでの運動の成果かもしれない」「このまま中止につながるか」と、期待し始めた人もいたことでしょう。それだけに、久々の飛来の通告は少なからぬ衝撃であり、今日(2023年6月28日)、立川市をはじめとする周辺地域の住民たちは、迅速な行動に出て、再び抗議の声をあげました。

 

しかし、陸上自衛隊立川駐屯地正門前で、オスプレイの飛来訓練中止を求める申入書を手渡そうと、市民団体が集まったとき、そこで告げられたのは「本日の飛来は中止」ということでした。

午後には雷雨の予報が出ていたためか、とも思われましたが理由は明かされず、また今日は中止でも明日あるいはあさってに延期されただけ、ということも予想されます。

 

この日は、立川自衛隊監視テント村が、毎月続けている反戦・反基地活動「C-1ジェット飛来反対デモ」の日でもありました。

以下、テント村の行動に同伴しながら撮影した写真とともに、6月28日の動きをレポートします。

 

 

昼 12時~ 立川駅北口デッキ 

 

「岐阜市自動小銃発砲事件から考える 岸田政権の大軍拡に反対しよう!」のビラ配り

 

 

 

 

午後1時~ 陸上自衛隊立川駐屯地正門前

 

 

 

陸上自衛隊立川駐屯地司令宛て

「立川駐屯地でのオスプレイ飛来訓練の中止を求める申入書」を手渡す。

申入書の内容は以下の通り。

 

◆地域住民への脅威

滑走路が短く、住宅地に周囲を囲まれた立川駐屯地でのオスプレイ訓練は、多数の三多摩地域の住民に脅威感を与えている。

 

◆防衛省の説明もまったく不十分

自治体は「オスプレイの危険性の懸念を払しょくするのは国の責任」として、抗議・要請の連絡先としてホームページで北関東防衛局を明記している。しかし同防衛局に電話しても、「抗議や要請は立川駐屯地に対しておこなってください」の一点張りである。まさに責任のなすりつけあいであり、このオスプレイ訓練の危険性に対する責任の所在があいまいであることの証左といわざるを得ない。

 

◆訓練開始にあたって北関東防衛局が行った説明が虚偽であることが発覚

防衛局が自治体に行った説明では、「木更津基地より固定翼モードで飛来、基地場周経路上でヘリモードに転換、着陸。離陸時も同様」と説明されていた。しかし、3月・4月飛来時に、日野市などで、場周経路入線以前にすでにヘリモードに転換されていたことが撮影、記録された。

2012年のオスプレイ普天間基地配備に関する日米合意以降、オスプレイの運用に関して飛行モードの制限は最も議論が集中してきたことであり、住宅密集地に位置する立川基地での訓練で防衛省・自衛隊が自治体との約束を破ったことの責任は重い。

 

◆申入れ事項

・オスプレイ訓練の中止

・市民や自治体からの質問や抗議に真摯に向き合うこと

・答えられる立場の者が答えること

 

 

申入書を係官に手渡した後、市民が直接隊員に訴えて会話を交わしました。

 

 

 

「オスプレイ飛ばすな!立川市民の会」など、他の市民団体もそれぞれの訴えを掲げました。

 

 

   

 

  

 

 

 

 

午後2時45分~ 諏訪の森公園~~立川駅前までデモ

 

 

  

 

 

 

 

 

午後3時半過ぎ 立川駅前で解散