36年間行方不明だった義父が
遠いB市で遺体で発見されました。
警察からの連絡・身元確認・葬儀・納骨・遺品整理
また同時進行で起きていた息子の離婚調停があり
怒涛のような日々を、思い出しながら書いています。
義父が住んでいたB市で死亡届を提出してから3週間後、
やっと義父の本籍地で除籍が完了した事を電話で確認。
除籍が完了しないと、
相続するための手続きが何も出来ないので
3日おきくらいに本籍地の市役所に電話をしていました。
スイ夫の委任状を持って妻の私が
義父の出生から死亡までの除籍謄本を取得に行きました。
息子の離婚問題や義父関連の事で
スイ夫の有休はほとんど残ってなかったので
妻が出来る手続きは、全部私が行っていました。
戸籍法が度々変わったので、
遺産相続のために必要な謄本は3種類ありました。
(改製原戸籍←3種類の内容はこちらで詳しく分かると思います。)
官公庁での手続き・金融機関での手続きに必要なので
それぞれ除籍に関する謄本を3部ずつ発行してもらったり
スイ夫の戸籍謄本や
息子の戸籍謄本も3部ずつ発行してもらいました。
婚姻により独立したのでスイ夫とは別の戸籍謄本が必要
住民課で申請書を提出してから、
しばらくすると窓口の方に呼ばれました。
窓口「支払いが高額になってしまいますがよろしいでしょうか?」
私 「おいくらくらいですか?」
窓口「1万円近くなります。」
心臓が飛び出るほど驚きましたが、
必要な物なので仕方がありません。
私 「構いません。それでお願いします。」
それから発行手続きに入ってくださり
窓口で出来上がった謄本と一万円札を引き換えにして
自宅に戻りました。
後から分かった事ですが、
最近では申請者の金銭的負担を減らすために
謄本類はコピー
もしくは謄本の原本を持って行って各所でコピーを取れば
良い事になっていたようです。
知っていれば、3千円前後で済んだのに・・・(泣)
二日後
官公庁での手続きのために
除籍謄本と身分証明をする書類を持って
スイ夫と私の二人で
義父が住んでいたB市へ向かいました。
まず最初にB市役所で名寄帳を取得すると
不動産は住んでいたマンションだけと分かりました。
けれども軽トラに積んであった農機具はどういう事?
ひょっとしてB市以外の街で畑を買ったの?
その時に「はっ!」と思いついて
私 「B市って、市民農園がありますか?」
市職員「ありますよ。
あっ、○○××さんは市民農園を借りていましたね。
でも昨年、契約を終了しています。」
良かった~!とホッとする。
義父には借金は無く、新しい家族もいない事が分かりました。
義父が亡くなってから一か月後、
ようやくスイ夫は遺産相続をする事を決心しました。
固定資産税の支払い手続き。
年金課で葬祭費の請求。
義父の年金・国民健康保険・介護保険を停止する。
水道課でマンションの水道代支払いの手続き。
午後には前もって連絡していたA銀行へ
貯金通帳に貸金庫の賃料引き落としの記録があったので
相続人の証明書を持って貸金庫を開けてもらう。
貸金庫はこの日のうちに解約しました。
中には実家の権利書・実印・年金保険の証書と
戸籍謄本が入っていました。
スイ夫はこの時に母親や祖父母の位牌や遺影が入っていない事に
ショックを受けていました。
義父は、遺影も位牌も故郷も何もかも捨てていた・・・。
これまで義父の供養のために
怒りながらも頑張っていたスイ夫でしたが
一気に力が抜けてしまい
自宅に帰る道中は口数も少なくなってしまっていました。
17枚ずつ3パックに分かれて袋に入っています。
久しぶりに家に来てくれた友達が
「若く見える~!!」と絶賛してくれました。
あまりにも嬉しかったので、残りの2袋をあげちゃった(笑)
私の分が無くなってしまったので、また注文しま~す!!