トライアスロンの国際大会を控えたパリで、セーヌ川に巨大ザメが出現。流血の惨事を防ぐため、ひとりの科学者は自らの悲惨な過去に向き合うことに。
太平洋ゴミベルト海域で観察されていたアオザメ、リリス
リリスは環境汚染のせいなのか、巨大化、凶暴化して、
4人の研究者を殺害して姿を消した
3年後、
パリを流れるセーヌ川にリリスが棲みついていたことが発覚
淡水に適応し、単為生殖まで可能になったリリス
おりしも、セーヌ川ではトライアスロンの国際大会が催されることになっていた
極秘裏になんとかせい
こちらは本物のアンヌ・イダルゴ市長
近々、パリオリンピックに向けて、セーヌ川を泳ぐそうです
過激な環境活動家ミカは、
仲間を集って、リリスを海に帰す行動を開始
水上警察官アデールと生き残った研究者ソフィアは、
リリスを密かに始末しようとある計画を立て、大会当日に実行に移すが・・・
政治的名声と経済性を人命より優先する政治家
生物の生態に詳しいと過信する科学者
環境保護が何より優先すると暴走するエコテロリスト
権力に振り回され命を粗末にせざるを得ない警察官
そしてあのラスト
単なるB級サメ映画とは違う
多方面に向けた批評性とLGBTQにも配慮した演出を評価し、
あのラストに込められた危機感を共に
ということなのかもしれませんが、
水深5mで、あんな短期間で、そうなる?
パリは海抜0メートル地帯じゃない
というツッコミを入れたくなる、
そんな作品でした