今でも記憶に残っているゲームの一つです

調べてみたら、2016年9月10日秩父宮ラグビー場のナイトゲーム

サントリーvsリコー

 

あのサントリー相手に6点差の接戦でした

 

 

 

この日、私が座っていたのは、

秩父宮バックスタンド後段やや北寄りの席

周りは緩いリコーファン

 

後ろにヤケにリコーに詳しい方が、

大きい声でお連れの方にいちいち解説している、

というか、リコーの愚痴を聞かせてる

 

聞きたくないけどつい納得してしまう内容に耳が持ってかれます

 

 

ボロ負けの心配と、

何がしかの成果を期待して観に行ったこのゲーム

いい勝負している、そのラストワンプレー、

リコーがサントリーゴール前まで攻めたてて、

リコーいけるか!

 

その時、後ろの声、

「こういう時ノックオンで終わるんだよなあ」

 

直後にリコー、ノックオン、ノーサイドの笛

 

「あ〜」スタンドのため息

 

「あんたがそういうこと言うから・・・」

私の心の声です

 

 

1970年代には日本選手権を連覇した古豪のリコーでしたが、

21世紀に入ると、

トップリーグ下位がほぼ定位置、

下部との入替戦を時に心配するチームになってしまいました

(下部自動降格も1回)

 

それだけならば、ただの弱いチームなんですが、

多くの日本代表を輩出し、海外のキャップ持ちも多数在籍、

戦力的には十分戦える筈のチームです

そして、

時々ジャイキリを起こす(起こしかける)、

一方で思わぬ負け方をする、

不思議なチームでもあります

 

 

今季も現在10位、入替戦がいよいよ現実的になってきました

ファンの皆さんも、

先々週のヤマハ戦は「(7点差負けで)勝点1は取れたから」と、

ニコニコしながら慰め合ったりする?するしかない?訳です

 

そして大敗も覚悟した先週末の東芝戦、

1敗しかしていない2位の東芝相手にまたしても7点差負け

前半で5トライを奪われ大差をつけられてから、

なんと後半同点に追いついて、でも74分決勝トライを奪われる

 

そのあとの75分過ぎのこのプレー

東芝陣22mライン上のラックからSHがSOにパス

 

SOモウンガのキック、リコー二人がチャージに行く

 

リコー、SHキックチャージ

 

チャージダウンしたボールを追うリコー、6番ファカタヴァ

 

モウンガもボールを追う

 

ファカタヴァ何故か転ぶ、モウンガが妨害した訳ではありません

 

モウンガ、ボールにタッチ

リコー、トライのチャンス潰す

 

 

アマト・ファカタヴァ選手は昨年のW杯日本代表選手

 

チリ戦で2トライ

FWですが、足が速くキックも器用なプレーヤーです

そんな彼もリコーではこんな珍プレーを見せてしまう

 

ノックオンを予言したあのリコーファンは、

この瞬間何を思ったでしょうか

 

 

 

リコーブラックラムズ東京は、11節を終えて2勝9敗の10位

2勝(勝点8)しかしていないのに、勝点が13あるのは、

ボーナスポイント(BP)を5獲得しているから

 

7点差以内の負けが4試合あるんです

(トライ数が3以上のゲームも1試合あります)

ほかに8点差負けも1試合

 

「たられば」過ぎかもしれませんが、

もうちょっと頑張っていれば、ベスト4さえ見えてくる、

実は、

リコーブラックラムズ東京はそんな希望の持てるチームなんです

 

と言い続けて、もう20年かあ

 

ファンもねえ、やばいやばい、と言いながら、

入替戦で勝てればいい、的な感じでみてる

 

それは穿ち過ぎかなあ

 

う〜ん、悩ましいところです

 

とにかく、頑張れ、リコーブラックラムズ東京

 

先週の得点経過はこちら

 

上記のシーンは4分過ぎからです