殺し屋女子、ちさと(高石あかり)とまひろ(伊澤彩織)は、また途方に暮れていた・・・。
ジムの会費、保険のプラン変更、教習所代など、この世は金、金、金。
金がなくなる・・・。
時を同じくして殺し屋協会アルバイトのゆうり(丞威)とまこと(濱田龍臣)兄弟も、途方に暮れていた...。
上からの指令ミスでバイト代はもらえず、どんなに働いたって正社員じゃないから生活は満足いかない。この世は金、金、金。金が欲しい・・・。
そんなとき「ちさととまひろのポストを奪えば正規のクルーに昇格できる」というデマを信じて、襲撃作戦を決意。
ちさと・まひろは銀行強盗に巻き込まれたり、着ぐるみバイトをしたりとさあ大変。
そんな二人にゆうりまこと兄弟が迫りくる・・・!
育ってきた環境や男女の違いはあれど、「もし出会い方が違えば仲良くなれたかなぁ」なんて思ったり思わなかったり、ちょっと寂しくなったりならなかったりする物語である。
「U-NEXTで独占見放題配信」だそうで、
前作も面白かったので期待して、と語ってみますが、
結局は見放題になるまでは手を出していません
その程度の浅〜いファンです
殺し屋稼業にも、正規、非正規の壁があり、
どうやら車中泊してるらしい非正規を搾取する業界、
という設定も、今更感が
もちろん、
そんな社会問題をどうのこうのという作品ではありません
下剋上を狙うポンコツだった非正規が、
意外なほどの実力を示して、
「楽しかったなあ」なんて言いながら、
「ちゅ〜るのまぐろが美味い」と分け合いながら、
「友達になれたかもねえ」と言う正規組に撃ち殺されちゃう
本来は、
あくまでも、社会不適合者の女子二人のそのズレっぷりと、
殺し屋として覚醒した瞬間からのアクションを楽しむ
後には何も残らない、そんな作品です
それなのに、なんか釈然としない
勝ち組が負け組にエールを送り、
負け組は爽やかに負けを認めて命を差し出す
戦国武将ならそれもありですが、
正規と非正規ですからね
と言うか、正規組のちさととまひろも、
その社会不適合性から、
殺し屋協会にいいように収奪されている、
と私には見えてしまう
でも、
その銃口を向けるべき真の敵は?
なんて、
それはもう手垢がつき過ぎたような作品になったら、
絶対観ないだろうなあ