You Tube で見つけた「大怪獣のあとしまつ」の予告編
「面白い、かも」と事前の情報は極力遮断に努め、
公開初日に「わ〜い、楽しみ〜」と出掛けたのが完全に裏目に出ました
全長三百数十mの腐敗が始まった怪獣の死体
その「後始末」の費用負担と責任の押し付け合いをする役所
役所をコントロール出来ない首相以下閣僚
それでも頑張る現場
みたいなお話をコミカルに描いたジャニーズ主演の映画を想像していたのですが
「シンゴジラ」「パシフィック・リム」のパロディらしきものもやってみたかったことは分かります
しかし、菊地凛子に怪獣退治のエキスパート役をそのままやらせたり、死体の凍結に失敗した、ではあまりに芸が無い
怪獣の死体を見せ物にしてインバウンドを当て込む、とか、中国を思わせる大陸国が所有権を主張する、アメリカは尻尾を欲しがってる
発想は面白いのに、そこで放置
西田敏行が演じる、仕事を秘書官に丸投げする軽薄な首相
権力争いで足を引っ張り合う主要閣僚
情報の隠蔽と漏洩
一番怪しい、怪獣退治に特化した部隊・特務隊出身の秘書官の真の狙いとは?
これらをコミカルに演じる訳でもではなく、
突発的な、容姿弄り、ウンコとかゲロ、下ネタを連発するギャグ仕立てでは寒い、というか観てて辛い
何より鬱陶しい、岩松了、ふせえり
やったらめったらしゃしゃり出てくる
「時効警察」みたいだなあ、と観ている最中に下らない感想が出てしまうくらい観る気も失せてきたわけですが、
中盤でオダギリジョーが出てきて、「ええっ?」
エンドクレジットで、「監督 三木聡」を確認
映画を観終わって調べたら、やっぱり「時効警察」の監督だった
松竹、東映の合作で、「時効警察」の監督にこんな映画作らせたのか
「時効警察」私好きですよ
好きですけど、あれは深夜の30分ちょいのドラマだから許せた安っぽくて緩〜いギャグドラマな訳で
大画面で2時間弱の映画、
あの調子で作られたらそりゃつまらない
映画館のお客さん
上映中、笑い声なんて全くなく、
終わったら、皆だま〜って帰っていきました
ネットでは、初日から早くも酷評の嵐で盛り上がっているようですね
でしょうね
もうね、腹立ちまぎれにラストのネタバレで終わります
お許しください
山田涼介演じる特務隊員帯刀アラタは「大怪獣のあとしまつ」の責任者を命じられますが、数々の妨害で失敗
単身、怪獣の身体にガス抜きの穴を開けようとしますが、
秘書官の命令で放たれたミサイルの爆発で吹っ飛ばされます
傷だらけになって怪獣のそばに倒れるアラタ
アラタのもとに駆け寄ろうとする土屋太鳳演じる、アラタの元カノ雨音ユキノ
アラタはゆっくりと立ち上がりユキノに微笑みかけます
突然アラタは発光し巨大化していくようです
ユキノの目線は巨大化するものを追うように上へ
ユキノを覆うような、はっきり書きますね
だって特徴的な頭
「ウルトラマン」の影
ユキノは、巨大化したアラタに敬礼します
「ご武運を」