「A-1グランプリ2011」とは?
「A-1グランプリ」を、ご存じですか?日本に新しい農業ビジネスの種を撒き、農業を真の意味で産業化すると共に、地域活性化を促す「機会」と「場」を提供するビジネスプラン・コンテストです。農業・農村を核として、自らの夢を事業プランとして発表し、それを実現する力を試すことができるステージ。農業生産者にとどまらず、業界の垣根を超えた企業人・事業者が多く参加しています。昨4月21日(木)、「A-1グランプリ2011」の近畿・北陸エリア大会があり、緒方知行主幹と共に、大阪へ日帰り出張に行ってきました。緒方主幹は、この「A-1グランプリ」のコンセプトに深く共鳴し、選考委員の一人として、名を連ねさせていただいています。錚々たる方々が、実行委員、選考委員におられます。(詳しくはこちら)主催は、農業技術通信社さん。『農業経営者』という月刊誌を発行しておられます。農業経営者 2011年3月号(181号)/著者不明¥1,500Amazon.co.jp同社の代表取締役であり、同誌の編集長である昆吉則社長と月刊『農業経営者』は、緒方主幹と月刊『2020 VALUE CREATOR」と志を共にする仲間と言わせていただいても過言ではないと思っています。農業の世界に身を置いて約40年という昆社長も、非常に強い使命感、高い志をお持ちの方。「農業は、食べる人のためにある」という昆社長の考え方が、私は好きで、心に残っています。ちなみに、月刊『農業経営者』は、同社のHPから引用すると、「土を作る事業者」としての自負を持ち、顧客への責任において農業を経営する農業経営者と関連産業人のための雑誌である。同時に当社は、農業と「食」に関わる産業の永続性ある発展のために働くものである。本誌が考える「農業経営者」とは、単に耕作規模や売り上げの大きいだけの「生産者」のことではない。マーケットや顧客の存在を意識し、そのために事業、職業として農業に取り組むもののことだ。二十一世紀を迎え、我が国の農業はこれまでの「官」が指導管理する農業から「食べる者」への責任を自覚する農業経営者がリードする農業へと変わるべき時に来ている。そしてそのためには、農業経営者と共に民間の個人や企業が理念と技術知識を共有し、消費者により多くの農業技術と農産物についての正しい情報を提供していくことが必要とされている。本誌はこう考える。農業経営者はもとより、技術開発企業から流通・消費企業まで「食」に関わる物すべてが食べる者のために働く「食産業人」であると。そして私たち食産業人は、それぞれの責任と自負において多様な顧客ニーズの中で必要とされ、選ばれていくものであると。(以上農業技術通信社さんHPより)シジシージャパンの川一男副会長から以前聞いた話で、心に残っているのですが、農業の人たちも、お客さまの顔が見えるモノづくりに取り組む必要がある。つまり、食卓のシーンを想像して、農産物を創造すべきである。大根1本でも、それがおでん用の大根として使われるのか、漬物になるのか等々、どんな料理に使われるかによって、大根1本のつくり方も変わってくるといったお話でした。顧客のニーズが見える農業に取り組むことで、それは付加価値型農業に変わる。言ってみれば、農業に携わる人たちも、VALUE CREATORなのです。価値を創造しようとする考えを持つことで、仕事に主体性、自主性が生まれるのだと思います。昆社長も、「A-1グランプリ」の開催にあたり、ご挨拶のなかで、こう言っておられました。「農業者自らが、農業そして農村を核として新しい産業を興す、新しい事業を興すことこそが、日本の農業や農村を変えていくのではないか。上(行政など)からの変革ではなく、事業者としてのみなさんがたが、日本の農業や農村を変えていくことが肝心だと思っている」 だから、「A-1グランプリ」のキャッチコピーに、「農業を元気に!地域を元気に!日本を元気に!」と付いているのでしょう。「A-1グランプリ2011」には、200ものビジネスプランが集まり、書類選考で50にまで絞られました。全国を5ブロックに分け、1ブロック10ずつのビジネスプランのプレゼンテーションが各地方大会として行なわれるのです。3月11日の東日本大震災で、一時は大会を取りやめようかという話もあったようですが、「こんなときだからこそ、ニッポンを元気にする会としてやろうではないか」「ぜひ開催してほしい」という多くの声に後押しされ、予定通り開催されることになったのです。(長くなったので、次回に続く)