私が自信を持って語れるのは、私の体験と経験。体験した事象とそれによって味わった感覚と感情、自分の身についた事。それだけ。
だけど過去の私は、正しい事、ちゃんとした事を言わねばならないと思ってたんじゃないか?どこを突かれても隙なく答えられなければならないと思っていたんじゃないか? そう思った。それに、聞かれて「分からない」って言うのも怖かったんじゃないかな。
だから知識武装しようとしてたんだよね。だけどさ、どんなに知識を増やしても身になってなければ語れない。怖くて。結局怖くて何も語れなくなった。
いろんなものが怖かった。恐怖心でいっぱいだった。何とかして恐怖から逃れたかった。もがいて足掻いて、一旦全部投げ出してようやく最初の「それだけ」でいいって所に辿り着けた気がする。
何者にもならなくていい。私はただ私であればいい。そういう事ですな。はいお疲れ様、私。