「大きな木」という絵本をご存知ですか?
 
 
私たち夫婦は知らなかったのですが、
村上春樹さんが訳されているのできっと、
有名な絵本なんだと思います。
その絵本を、
子供が学校の図書室から借りてきました。
 
珍しく自分から、
帰りの車でいそいそと音読してくれた。
最近、読んで欲しがるばっかりで、
全然、自分で読もうとしなかったのに。
 
なんてことない文。
なんてことない絵。
子供が読むつたない読み方。
 
それでも、続きが気になってしょうがなかった。
車では最後まで読みきれなかったけど、
夜寝る時に、最後まで読んでもらった。
 
そして大好きな本になった。
そんな風に生きたい。
そんな風に生きられたらきっと幸せ。
でもきっとできない。
やればいいだけ、なのにできない。
難しくないのに難しい。
大きな幸せを得るために、
目の前の欲を捨てるだけ。
目の前の欲さえ捨てれば、
大きな幸せが手に入る。
そんなことを諭された気分。
 
 
とりあえず、
この気持ちをまた思い返せるように、
絵本「大きな木」を買おう。