誰かの気持ちを推し量ることはとても難しい


相手のプライドを傷つけたり
お節介になってしまったり


良かれと思ってやったことが
裏目に出る場合もある





誰かが指を怪我したのを見て
絆創膏を差し出すように
わかりやすく単純な親切であれば

ありがたく受け取るかか
ありがとう、大丈夫ですと
お互いが不快にならない拒否ですむ




過去に
いつも明るくハキハキとして
誰に対しても親切な態度で接する人がいた


誰か困っていそうな人がいれば
助けてあげたいと
いつもアンテナを張っていた


上司に新しい仕事を与えられた新人が
説明が理解できず困っている時
その人は
「こうするとわかりやすいよ」
と教えてあげたのだが

新人はそこまでも辿りついておらず
更に混乱してしまった


結局
自分でわからない箇所をあぶり出し
上司に質問をして自分なりに
解決できたようなのだが

その時の新人にとっては
そのアドバイスは役に立つどころか
混乱を招くありがた迷惑となり

その人の優しさが上司にアピールされただけ
という結果になってしまった



その時の新人は今は立派に
先輩という立場になっているが
中途半端な口出しはしないスタンスを崩さず

メンタルを労う言葉や褒め言葉以外は
「何か聞きたい事があれば相談に乗るよ」
という声の掛け方をしている




上司の評価は
親切な人の方が高いのかもしれないが
元・新人の方が弱者には優しい

自分が未熟だったという事を忘れず
仕事が出来るようになっても
相手を焦らせる事なく
気を配ることが出来る


思慮深く責任感と思いやりがある人だと思う


親切な人は
とても良い人だけれど
もしかすると
"親切である自分"
がアイデンティティなのかもしれない



現在
街中にはマスクや除菌ペーパーなどが無く
もしくれる人がいたら
親切だなぁありがたいなぁと
感謝するだろう


しかし
もしもくれる人が
困っている人にあげる為に買い占めていたら
それは親切になるだろうか?


買い占めて一人占めするよりはマシだが
自分の評価をあげたり
親切な自分に酔うための手段になってしまう



独りよがりの親切は迷惑になり得る




助けたいという気持ちに
少しでも自分のエゴを感じないか?


エゴのない人はいないから
感じても当然だし恥じることもない

ただ
もし感じたのであれば
相手の為になるかをよく考えて

双方の利益になるなら
大手を振って手助けしよう


俗物かもしれないが
相手も助かり
自分のエゴも満たされ
自分の評価も上がる







親切心には責任を持つこと
自分の行動には責任を持とう


親切とは思いやりだ
思いやりは思慮深さだ

スマートな親切はとてもエレガントである



相手を思いやっての
親切が出来るようになるということは
賢く、優雅な人間に成長するということだ

結局
親切とは
自分の為なのかもしれない