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ありがとうございます。

 

良いことなのか、悪いことなのか、それだけ新型コロナウイルスへの関心が高まっているということだろう。

 

今回は、私の精神状態について振り返ろうと思う。

 

今回の我が家のコロナウイルス感染騒動で、私の精神状態は目まぐるしく変化した。

 

一番精神的に落ちたのは、いつだろうと思い返してみた。

 

 

最も落ちたのは、父がPCR検査を受けて、結果を待っている時だった。

 

検査を受けた時点で、祖父の陽性がわかり入院が始まっていたが、どこかまだ、父は陰性ではないかと淡い期待をしていた。

 

父が検査を受けた医療機関の説明では、

 

検査の翌々日の診療時間内にこちらから電話をかけると、結果を教えてくれるとのことだった。

 

検査日当日も、翌日も、まだ大丈夫だった。

 

しかし、翌日の夜、なかなか寝付けず、だんだん不安が強くなっていった。

 

結果の判明する日の朝が、精神崩壊のピークだった。

 

電話をかけるまで、何も手につかなかった。

 

あえて、面白いテレビ番組やYouTubeをみんなでみて過ごした。

 

眩暈がひどく、座ることも困難だった。

 

電話をかけると、医師から折り返し電話すると言われたそうだ。

 

わざわざ折り返すなんて、陽性じゃん。

 

そう思ったが、父は、

 

検査結果を患者に伝えるんだから、医師からじゃないとダメなんだろう

 

と言っていた。

 

診療の合間の返電とのことで、しばらく待った。

 

待っている間、不安に押しつぶされて、静かに泣いた。

 

結果もわからず、ただただ泣いた。

 

私が検査を受けたわけでもないのに、涙は止まらなかった。

 

折り返しの電話がきた。

 

父は別室に移動したが、部屋の間取り上、父の姿は私の部屋からも窓越しに見えた。

 

でも見るのは怖かった。

 

なかなか戻ってこない。

 

陰性ならすぐに電話は終わるだろう。陽性だろうなと思った。

 

窓越しの父を見る。

 

頭を抱えながら、電話で話している。

 

あぁ。決まりだ。

 

頭を殴られたような感覚になり、しゃがみこんでしまった。

 

すぐに、子の学校や自分の職場へ連絡を入れた。

 

祖父母にも報告した。

 

こうやって、必要最低限とはいえ、各所に連絡をいれていくことは意外に辛くなかった。

 

忙しさで、だんだん心も落ち着いてきた。

 

陽性の結果はもう変わらない。

 

腹を括るしかないのだ。

 

私とは反対に、父は陽性の連絡が来てから落ちていった。

 

今は、我々が感染した時よりももっと感染者が増えている。

 

検査を受けても、結果までに以前より時間を要していることもあるという。

 

正直、翌々日もかなり長いと思った。

 

あの日のことを思い出すと、今でも動悸がする。