昨日の話だ。







   午後3時に消防検査で部屋に立入るとグループチャットで連絡があった。これに多くの人が騒ぎ出した。

   このマンションはビジネスホテルのような感じで、部屋の中に煙感知器やスプリンクラーが2つづつ付いている。おそらく商業施設としての設置義務があるのだろう。

   この部屋には2年近く住んでいるが、今まで検査の話はなかった。封鎖中で在宅率が100%だからチャンスと思ったかもしれない。

   しかし、部屋の中に人が入るのは、プライバシーの問題やコロナの問題もあり、ふざけるなと大反対の嵐が吹き荒れた。

   いざと言う時、感知器やスプリンクラーが作動しないのも恐ろしいと思うが、そんな現実的ではない災害より、若者達にとって重要なのは、コロナウイルスやプライバシーの方なのだろう。

   私はどっちでもいいやと軽く考え、成り行きを見守ったが、結局誰も来なかったから、若者の勝ちだったのだな。

   この環境は中国語学習にはもってこいだな。完全アウエーで、何とか意味を理解せねばと考えるし、生きるために試行錯誤しながらの日々は楽しくてしょうがないな。

   
   今日の授業に高校3年生がいたのだが、6月6日から登校することになったと喜んでいた。そうか、この世界稀に見る大騒動も、終局に向かいつつあるのかも知れないな。

   何があるか一寸先は分からないが、楽しく日々を過ごそう。笑う門には福来るだ。