夜に初めての物資が届いた。

   上海では3つの管理分けがされて、14日間陽性者のいないところは、外に出れるとなったようだが、じゃ、私達の住むマンションはどうなんだと、グループチャットで大騒ぎになった。

   このマンションは単身者向けの賃貸マンションで、団地には属さず、出入口にゲートがない独立した建物なのだが、離れた団地内にカウントされているらしい。

   この建物内では陽性者はいないのにおかしいと声が上がる。しかも、隣の団地内でカウントされているのに隣に配られた支給品もない。

   町役場を調べ担当に電話をする若者が出てきて、会話内容をグループチャットに添付し、1人ではダメだからと、協力して多数で電話をかけ始めた。

   いい方向に転んでくれと願っていたら、夜に初めての支給品が配られた。若者たちが勝ち取ったものかもしれないな。願わくば、外出が許されると嬉しいのだが……

   この騒ぎの中で、管理会社にも噛み付く人達がいたが、返事はなかった。個人的に対応しているのかもな。結局、ここがどんな管理区分か読み取れなかった。ものすごい数の言葉が、ものすごいスピードで流れて行く。

   マンション封鎖から3週目に突入だが、昨日、隣の団地で陽性者が確認されたらしい。このマンションは独立していて関係ないというのが認められなければ、昨日からまた2週間の封鎖が始まった事になる。

   どちらにしても、しばらく身動きが取れそうもないことが確定したので、何とか自宅でオンライン授業ができるように手配をして見る。何とか来週からできるようになった。良かった。

   収入は下がるが、ないよりはいいだろう。薬もゲットし、仕事もできたし、胃袋も小さくなった。こうなったら持久戦だ。負けないぞ!!