CB18はFB16の進化版エンジンで、新型レヴォーグ(VN5型)に搭載されているものです。
それでは性能を比較してみよう。
最高出力 最大トルク
FB16型 125kW(170PS)/4,800~5,600rpm 250N・m(25,5kgf・m)/1,800~4,800rpm
CB18型 130kW(177PS)/5,200~5,600rpm 300N・m(30.6kgf・m)/1,600~3,600rpm
最高出力は7PS、最大トルクは5.1kgf・m向上。
主にトルクを上げる方向で設計されたようで、実用域での使い勝手は良いでしょう。
もちろんパワーがあって走りに余裕のあるエンジンは楽しいと思いますが、メーカーがクリアしなければならない環境規制が益々厳しくなっているこのご時世、パワー重視のエンジンばかり作ることはできないようです・・・
ということで、スペック的には当然向上しているわけですが、一番気になる点は排気系です。
なんとエキゾーストマニホールドが不等長に戻ってしまったこと
いわゆるボクサーサウンドと表現されていた「ドコドコ」サウンドを奏でる要因。スバリストの中にはこの音でなければっていう人が沢山いると思いますが・・・。
しかし等長になる前のEJ20型ほどのボクサーサウンドではないです。あえてこの音は消すように設計したらしい。
純正マフラーであれば極僅かに聞こえる程度で、マフラーを交換すると顕著になります(youtubeで聞いた結果)
でもね、ワタクシ的には好きじゃない。
排気効率を上げ、排気干渉させないためには等長エキゾーストマニホールドは必須だと思ってますから。
GT300に出ているBRZのEJ20エンジンの音は全然ドコドコしてませんよね、連続的な最高のEXサウンドです。市販車じゃないので比較対象にしてはいけないと思いますけど
旧型レヴォーグだってドコドコしません。
まず、FB16型の純正エキゾーストマニホールドから。
このように等長で作られてます。タービンのエキゾーストハウジングは中央にセットされてます。
次はCB18型。(エキゾーストマニホールド単体の画像が見つからなかった)
エンジンを右側面から見た画像ですが、黄色矢印で示す部分がエキゾーストマニホールドです。シリンダーブロックから1本しか出ていないことが分かると思います。
片側で2気筒だから通常は2本出ているはずが1本になっている。
なんとヘッド内で排気系を集合させる IEM(Integrated Exhaust manifold) を採用したとのこと・・・
タービンはエンジン右下部にオフセットされ、左側シリンダーブロックから出たエキゾーストマニホールドの長さは右側よりも長くなり、不等長となっている。
上手く説明ができませんでしたが、排気系のパイピングはこのような配置になってます。
また等長EXマニへ戻ることに期待してますよ、SUBARUさんよろしくお願いします