正式な読みはカーバイドランプですが、一般的にはカーバイトランプと読んでいる方が多いようです。また、カンテラともいいます。
カーバイトランプの燃焼原理は、炭化カルシウム(カルシウムカーバイド) CaC2と水を反応させ、発生したアセチレンを燃焼させるというもの。
主に炭鉱などで使われていた灯器です。
石コロ(ただの石ではないけど)と水だけで火を灯すって何か不思議な感じがしますね。
父親が中学生の頃にこのランプの灯りだけで真夜中の川に行き、ヤスでイワナを突いていたとのこと
いや~、これは真似できないよ。ゼッタイ怖い
以前からこの話は聞いていて、そのときにカンテラという灯器を知ったわけ。
いや~、これは真似できないよ。ゼッタイ怖い
以前からこの話は聞いていて、そのときにカンテラという灯器を知ったわけ。
最近ネット徘徊した際にカーバイトランプの記事を見て興味が湧いてきた。帰省したときに父親に聞いてみたら「家のどこかにあるはずだ」と言うので物置を物色・・・
見つけましたよ
残念ながら保存状態は悪く、上部パーツ(水タンク)に大きな縦割れが3ヶ所と小さなひび割れが1ヶ所ありました
何らかの方法で塞いで水が漏れなければ何とかなりそう。アセチレンガスが溜まる部分までは亀裂が入っていないようでしたからガス漏れはないでしょう・・・そう願いたい
ちなみに持ち手以外のパーツは全て揃ってました
・・・ レストア① ・・・・
レストアに取り掛かります。
お湯にクエン酸を多めに入れて、各パーツをバラして浸します。
するとカーバイトのカスが溶かされて気泡が発生。このカスはとても硬くなって固着していたので除去出来ないだろうと思ってたけどクエン酸Powerって凄いですね。恐るべしです
本体の色も銅のような色へと変化してきます。ある程度汚れが落ちたところでクエン酸水を作り直してトータル4時間ぐらいつけ置きしました。
キッチンスポンジの粗めの方で擦るとみるみるうちに真鍮の色になってきました。火口(ほぐち)の穴も掃除して詰まりを除去。
大体汚れを落としたら乾かして磨きに入ります。
金属磨きといえばピカールです
根気よく磨きをかけていくと真鍮本来の輝きが蘇りました
根気よく磨きをかけていくと真鍮本来の輝きが蘇りました
最初のくすんだ色からは想像できないような輝きです
まるで別物という感じです。汚れ落とし、磨きのレストアはここまで。
割れの修理はまた後日です・・・